皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます！！

今回のテーマは…『【手が白くなったら…】簡単セルフチェックで塗り替えサインがわかります！』となります。

外壁塗装の塗り替え時期について考えてみましょう。
塗装の塗り替えをいつにするか？
費用や手間がかかると後回しにしがちですが、遅くなりすぎますと、その分、塗装や外壁にダメージがかかってしまいます。
塗装のひび割れなどから雨が外壁にしみこんで、外壁や断熱材などの腐食が起こり雨漏りなどを引き起こします。
こうなると、塗装だけでなく、家屋全体の補修になってしまいます。
塗装工事の何倍ものお金や手間がかかってしまいます。
そのため、早期発見、早期治療（対処）が必要になってくるのです。
そのためには、自己診断（セルフチェック）が大事になります。
その自己診断について、ご紹介しましょう。
 

●10年が目安

一般に塗り替え時期は約10年が目安となっています。
築後10年や、前回の塗装から10年ということになります。
ただ前回いつ塗装したのかは、なかなか思い出すことができないこともあるのではないでしょうか？
そのために、前回の塗装時期（年月）を目に付くところに貼っておいたり、思い出せる場所に前回の書類などを保管しておくことをおすすめいたします。
ここで注意しなければいけないのが、10年はあくまでも目安であって、塗装の種類、外壁材、環境などによって異なるということです。
家の環境（暑い/寒い、潮風が多い/少ない、車の往来が多い/少ないなど）によって異なりますが、7～8年で塗り替えが必要な家もございます。
良好な環境にあれば、15年経過しても塗装が保たれる家もございます。
ですから、この10年は、あくまでも「目安」として考えておきましょう。
 

●目視チェック

もっと正確なチェック方法は”目視チェック”です。
目視チェックで一番分かりやすいのが、変色・退色、汚れ、カビやコケの付着チェックです。
場合によっては、ひび割れ（クラック）が見つかることもあります。
この変色（退色）や、カビやコケの付着、ひび割れ（クラック）は、部位によって、劣化の進み具合が異なってきます。
変色（退色）は日当たりの良いところで発生しやすくなります。
カビやコケは、湿気の多いところ、風通しの悪いところ、北側などで発生しやすくなります。
そのため、家の周り、壁の上下、屋上などをよくご覧になって頂きたと思います。
ご自身では気がつかず、ご近所の方から教えてもらったという声もお客様から伺うこともございます。

●ひび割れ

ひび割れには、大小さまざまなものがあります。
目視ですぐに発見できるものもあれば、近くに寄ってみないと分からないものもございます。
軒下、床下などの見えにくいところも注意して見ていただくと発見することも。
床下等を見るときは、小さな鏡があると便利です。
また、塗装面を叩いたり、剥がしてみないと発見できないのもありますので、注意が必要です。
 

●手が白くなったら・・

次におすすめしたいのが、直接手で触ってみることです。
塗装表面を手でこすると、指の表面に白い粉が付着することがあります。
これは明らかに塗装劣化の兆候です。
この白い粉は、紫外線によって塗料が分解され、粉状となったものです。
この現象を専門用語で「チョーキング現象」と呼びます。
付着する粉の量によって、劣化の程度（進み具合）が判断できます。
なお、高いところでの劣化度チェックは危険です。
脚立や、はしごを使うときは、転倒しないように十分ご注意ください。
 

●まとめ

今回は、塗装劣化の自己診断について紹介しました。
ここで、要因別に劣化現象をまとめておきましょう。

・雨や酸性雨　　→　塗膜へのダメージ大きくなります。
　　　　　　　　　また、湿気によってコケが発生します。
・日光（紫外線） →　紫外線によって塗膜が化学変化し分解されていきます。
・排気ガス　　　→　汚れのもとです。
・風　　　　　　→　ゴミやホコリなどの汚れのもとです。
・塩害　　　　　→　沿岸部に住んでいる住宅（鉄筋コンクリート・その他鉄部）が
　　　　　　　　　塩の影響で錆びます。
・地震　　　　　→　外壁や塗装にヒビが入ります。
・道路・建設工事 →　外壁のヒビ割れ、粉塵による汚れなど。
・頻繁な車両通行→　外壁のヒビ割れ、排ガスによる汚れなど。

見た目の問題で済むケースや、急いで処置しなくてもすむケースもありますが
少しでも気になったら、重大なひび割れなどにつながるケースもございますので、プロの目での診断をおすすめいたします。
あるいはに1年に1回を目安に定期的に診断をプロに任せると安心です。
無料診断に応じてもらえる塗装業者は沢山いますので、複数に診てもらうこともよいことかもしれません。
正確な診断をするために大事な方法です。
その時に注意していただきたいのは悪徳業者です。
悪徳業者は何とか商売につなげたいので、診断結果を誇大に伝え、
「すぐに塗り替えしましょう」と契約を急ごうとします。
そのようなことにならないよう信頼のおける業者をお選びください。