【家の内部腐敗って!?】雨漏りを放っておくとマイホームを内側から腐らせます!

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『【家の内部腐敗って!?】雨漏りを放っておくとマイホームを内側から腐らせます!』となります。

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ライフステージの変化にともなって住まいの状況も変化して行きます。
お子さんの独立や結婚後の同居などで改装工事にまでは至らなくても、それぞれのタイミングで長年住み続けた住まいの健康状態を確認してみてはいかがでしょうか。
今回は外壁にまつわるお話です。

●お家の雨漏り、本当に大丈夫ですか?

「雨漏り」というと皆さん最初に屋根を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
でも以外に盲点なのが外壁からの雨漏りです。
梅雨が明けたら真夏の太陽、台風シーズンに秋の長雨。
場所によっては積雪もありますね。
日本の住宅は一年を通して紫外線や雨風・雪にさらされ、年月と共に劣化して行きます。

外壁のモルタルやサイディングボードなどのひび割れや剥離も問題ですが、一番注意したいのは外壁の継ぎ目や窓周りに使われるコーキング材(シーリング材とも)です。
コーキング材はゴムのように弾力があり、材料同士のすき間を塞ぐ役割をしています。
このコーキング材が劣化によって収縮したり、硬くなって弾力性を失い、亀裂が入ってそこから雨水の浸入を許すのです。
コーキングの寿命はおおよそ10年と言われています。

お部屋の中まで雨漏りしていないから大丈夫。
本当にそうでしょうか。

●雨漏りを放置していると起こりえる内部腐敗

雨漏りがお部屋の中まで浸透していなくとも、建物の内側に雨水が浸入してしまっている場合、壁の内部の断熱材が水を吸収し、湿気が溜まっている可能性があります。
湿気が常に溜まっているとカビが発生し、アレルギー感染症や喘息などの呼吸器疾患の原因となって、中に住まう人に健康被害を及ぼします。

また建物内部の湿気は建材を湿らせ、空気中をただよう腐敗菌の定着を招き、結果として建材の腐敗に繋がります。
建材が腐敗するとバクテリアが発生し、そのバクテリアを目当てにシロアリがやって来て、腐敗はますます進行していきます。
気付いた時には建物の内部はボロボロなんて事もあり得るのです。

このような建物の見えない内部が腐敗していく「内部腐敗」には十分な注意が必要です。
建材の種類や断熱の方法にもよりますが、目に見えないからと言って雨漏りを放置していると深刻な状況になっている可能性があります。
内部腐敗が進行した建物の修繕は、費用も時間も掛かる大規模なものになることが多いのです。

●たまにはお家の外をグルッと一周、外壁の健康診断を

建物の屋根を確認となると、専門の業者さんに依頼するなど大掛かりになりますが、外壁の確認であればお住まいの方でも可能です。
たまのお休みの日にでも、お家の外を一周して外壁の健康状態を確認してみましょう。

▼モルタル塗りの場合

外壁がモルタル塗りの場合は、塗装面の状態を確認しましょう。
新築や改修当時は塗装面は光沢を放っていますが、年月と共に次第に光沢も失われて行きます。
やがて塗装表面が粉状になるチョーキング現象が起こり、変色する箇所があるかも知れません。
塗装面を手でこすってみて、手に白い粉や塗料が多く付着している場合はこのチョーキング現象が起こっている可能性があります。
チョーキング現象は前回施工より5年から10年ぐらいに出る事が多いようです。

チョーキング現象が見られたら、外壁のメンテナンスを検討する時期かも知れません。
さらに劣化が進行すると、塗装の浮きや剥離が起こり下地のモルタルが露出し、雨水を吸収しやすい状態になります。
早めの対処が必要です。

▼サイディングボードの場合

サイディングボードの場合は建材自体にヒビや亀裂が入っていないかを確認します。
特にビスで固定されている部分の周りを注意してみてください。
ヒビや亀裂が小さな場合は補修などで対処出来ますが、大きなヒビや亀裂の場合は張り替えの必要も出て来ます。

またサイディングボードそのものが反っていたり、歪んでいたりする事もあり得ます。
これらは年月が経って建材そのものが劣化する事で起きて来ますが、施工不良が原因の場合もあります。
放置しておくと落下の危険もありますので、張り替えの必要があります。

▼コーキング部分の確認

はじめにお話した通り、外壁の継ぎ目や窓周りなどに使われているコーキング材(シーリング材とも)も確認が必要です。
窓周りなどは、お家の中からでも確認が可能な場合があります。
窓のサッシと外壁材の間にあるのがコーキング材です。
(窓周りの形状によっては目視出来ない場合もあります)

コーキング材は材料と材料の間を塞いでいますが、収縮や剥離によって材料との間にすき間が出来ていると、そこから建物内部に雨水や湿気が入ってしまいます。
すき間やヒビ割れが確認されたら補修が必要です。

いかがだったでしょうか。
外壁をチェックしてみて気になる箇所はありましたか? 何かきっかけが無いと普段じっくり見る機会は少ないかも知れませんね。
小まめに確認してメンテナンスを行う事で、建物内部の健康も保つことが出来ます。

確認してみたけれども良くわからない場合などは、専門家に見てもらうことが一番です。
気になるところがあれば是非一度相談してみてください。

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