あなたのお宅にあった塗料はどれ？外壁塗装の種類と特徴をご紹介

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます！！

今回のテーマは…『あなたのお宅にあった塗料はどれ？外壁塗装の種類と特徴をご紹介』となります。

外壁塗装に使用される塗料には多くの種類があり、特徴や耐久年数、価格が異なります。
今回は、外壁塗装に使用されることの多い塗料の種類と特徴、耐久年数についてご紹介しましょう。

【外壁塗装の塗料：その1】エポキシ樹脂塗料

耐水性と耐薬品性に優れたエポキシ樹脂塗料は、硬化の条件により「加熱硬化型」「常温硬化型」の2種類にわけられます。
「加熱硬化型」は熱をもつ箇所に使用でき、パイプ内外面や電気・電子部品などの塗装に使用されます。
「常温硬化型」は高い防食性と耐薬品性があり、船やコンクリート建造物などの塗装に利用されます。
性質によっても差はありますが、価格は4kgで5000円程度です。

【外壁塗装の塗料：その2】アクリル塗料

耐久性は5～7年と短いものの、安価なアクリル塗料は、短いサイクルで塗り替える場合や、数年しか利用しない場合の外壁塗装に最適。
価格は、1㎡あたり1500円程度です。
最近では、最大の欠点であった「耐久性」を向上させた最新型のアクリル塗料（アステックペイントEC-5000PCMなど）に注目が集まっています。

【外壁塗装の塗料：その3】フッ素塗料

合成樹脂に「フッ素樹脂」使用したフッ素塗料は、耐久年数が15～20年程度と長めであることが特徴です。
その分、比較的高価であり、1㎡あたり4000円を超えるものも。
非粘着性と非摩擦性に優れているために汚れがつきにくいという特徴もあります。
そのため、酸性雨や紫外線などの影響を受けやすい屋根の塗装や、ビルや橋などの大型物件の塗装に使われます。

【外壁塗装の塗料：その4】シリコン塗料

耐久年数は12～15年程度で、価格は1㎡あたり2300～3000円程度のシリコン塗料は、耐久年数と価格のバランスのよさから、外壁塗装によく利用されます。
艶やカラーバリエーションが豊富で、遮熱機能や、汚れにくい機能のあるものも。選択肢の幅が広い塗料と言えます。

【外壁塗装の塗料：その5】ウレタン塗料

耐久性が8～10年程度で、防水機能の高いウレタン塗装は、木製外壁材や雨どい、屋上やベランダなど、部分的な塗装に適しています。
価格は1㎡あたり2000円前後と比較的安価で扱いやすいので、最近ではDIYなどにも多く利用されます。
硬化した後の塗膜が柔らかいためにヒビ割れがしにくく、密着性が高いという特徴もあります。

【外壁塗装の塗料：その6】ラジカル塗料

太陽光に反応して「劣化」を引き起こす物質を抑えることができるラジカル塗料は、暑い地域や、降水量が多い地域の外壁塗装に適しています。
耐久性は12～15年と長めで、価格はシリコン塗料と同程度の2500円から3000円程度。
鉄部や木部、モルタルやコンクリート、金属、アルミなど、さまざまな下地への塗装が可能なので、一般の住宅はもちろん、工場やビル、倉庫といった建築物の塗装にも利用されます。

【外壁塗装の塗料：その7】ポリエステル樹脂塗料

樹脂により表面に膜がつくられるポリエステル樹脂塗料は、厚塗りすることによって硬度が高くなるため、耐薬品性、耐水性、耐湯性に優れた壁面を作ることが出来ます。
ただし、ポリウレタン塗装に比べると衝撃に弱く、表面に傷がつきやすいという欠点も。
さほど広くない面の塗装に利用されることが多く、500g2000円程度で購入できます。

【外壁塗装の塗料：その8】光触媒塗料

塗るだけで二酸化炭素などの窒素酸化物を除去し、緑地と同程度の空気浄化効果がある光触媒塗料は、環境に優しい塗料として注目されています。
また、光触媒塗料量に白色を作る顔料として使用される酸化チタンは、太陽光にあたることで活性酸素を作り、汚れを分解。分解された汚れは、雨によって洗い流されるので、長期間きれいな塗装面を保つことが可能です。
さらに、除菌、抗カビ、防藻効果もあるため、太陽光があたりやすく、かつ汚れやすい外壁への塗装に適しています。
価格は5000円前後と比較的高価であるものの、耐久年数が20年と長いので、長い目で見るとバランスのよい塗料です。

【外壁塗装の塗料：その9】エナメル塗料

模型などの「ホビー用塗料」としても知られるエナメル塗料は、伸びがよく塗料の使用量が少なくすむことと、綺麗な仕上がりが特徴です。
また、エナメル塗料に含まれる顔料には、防錆効果があります。
しかし、塗装膜が酸素と反応して固形化するので、乾くまでに時間がかかります。
エナメル塗料は、希釈材の種類によって「水性」と「油性」に分けられます。
水性エナメル塗料は、臭いやホルムアルデヒドが少ないことで、最近では、環境に配慮した塗料として注目されています。

【外壁塗装の塗料：その10】無機塗料

紫外線による影響を受けやすい有機物を含まない無機塗料は、耐久性の高さが特徴です。
太陽光による色褪せやチョーキングなどの劣化、有機物を栄養素にするカビや藻が発生しにくいので、太陽光にさらされやすい部分や、耐久性を重視した場合の外壁塗装に呈しています。

【注目の最新塗料！】アステックペイント

アステックペイントは、日本の3〜5倍の強い紫外線が降り注ぐオーストラリアにおいて、外装建築用塗料のシェアNO.1に輝く塗料メーカー。
最近では日本でも、アステックペイントの「高い耐久性」に注目が集まっています。
アステックペイントで最も有名な商品といえば、ピュアアクリルを使用した「EC-5000PCM(外壁用)」です。
「EC-5000PCM(外壁用)」は伸びの良さが特徴で、その伸縮率は驚きの「600％」。
これは現在販売されている塗料の中で最も高い伸縮率で、地震や、大型車による揺れによる外壁のクラックを防ぎます。
耐久年数は15年で、従来のアクリル塗料の2〜3倍もの耐久性があります。
また、「EC-5000PCM(外壁用)」のピュアアクリルに含まれる「ナノセラミック粒子」には、太陽光を反射して建物の内部に熱を伝えにくくするという特徴も。
地震が多く、夏の暑さが厳しい日本にはまさに「うってつけ」の“最新塗料”と言えるでしょう。