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皆さんこんにちは!
今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!アイテックス代表の越川です。
今回のテーマは…『バルコニーメンテの重要性やリフォーム方法をご紹介♪』となります。
屋根のないバルコニーは防水性能の点検・補修が10年前後で必要となる部分です。しかし、バルコニー単体でのメンテナンスを行う方は少ないでしょう。そこでおすすめなのが、屋根や外壁の塗装と一緒にバルコニーのメンテナンスを行うこと。今回は、バルコニーメンテナンスの重要性やリフォーム方法、自分でできる日常点検についてご紹介します。
「バルコニー」は「テラス」や「ベランダ」とは違うの?
「テラス」や「ベランダ」と混同されがちな「バルコニー」ですが、厳密には次のような違いがあります。
〈バルコニー・テラス・ベランダの定義〉
バルコニー:建物から突き出た部分で、屋根がなく手すりがついたスペース
テラス:1階から突き出た部分で、手すりのないスペース
ベランダ:2階以上にある建物から突き出た部分で、屋根と手すりがついたスペース
屋根がないから傷みやすい「バルコニー」
以上の分類から見てもわかるとおり、バルコニーは屋根がなく、絶えず風雨や日光に晒されています。そのために、バルコニーは床面の防水効果が劣化したり手すりが傷んだりと、外壁や屋根と同様に劣化が進みやすい部分なのです。バルコニーをメンテナンスせずに放置しておくと、次のような問題が引き起こされる可能性が高まります。
〈問題①〉雨漏りにつながる!?
バルコニーの劣化が進行し、床面の耐水性が低下することで、外壁内部や室内への雨漏りを引き起こす可能性があります。
〈問題②〉水が溜まる!
劣化による床面の防水機能の低下が原因で、バルコニーの床面に水が溜まりやすくなる可能性があります。溜まった水で足が滑りやすくなる、蚊の発生原因となるという問題の他、次でご紹介するカビやコケの発生原因にもなります。
〈問題③〉床面にカビやコケが発生する!?
人の出入りが多いバルコニーの床面は、あまり傾斜がつけられない部分です。そのため、もともと水はけがよくない部分であり、メンテナンスを怠るとカビやコケが生えやすくなってしまいます。
屋根・外壁と一緒にバルコニーも点検&リフォームを!
以上のような重大な問題を未然に防ぐためにも、屋根や外壁の定期点検・リフォームと同時にバルコニーの点検を行い、必要があればリフォームを行うことをおすすめします。
リフォームが必要!?バルコニー点検のチェックポイント
リフォームの必要性を見極め、バルコニーの劣化の進行を防ぐためには、定期的な点検が重要です。バルコニーの点検を行う際は、次のポイントに気をつけましょう。
〈チェックポイント1〉床面にヒビが入っていないか?
バルコニー床面にヒビが入っている場合は、表面のトップコートだけでなく、1層目の防水層まで劣化している可能性があります。また、防水層にまで達したひび割れから雨水が入り込むことで、バルコニー本体の耐久性まで低下させてしまう恐れも。
〈チェックポイント2〉床面が色褪せていないか?
床面が色褪せている場合には、床表面のトップコートが劣化している可能性があります。トップコートの劣化を放置すると、その下の防水層やバルコニー本体にまで悪影響を与えるように。
〈チェックポイント3〉床面や手すりの内側にカビやコケが生えていないか?
床面や、手すりの内側部分にカビやコケが生えている場合には、表面のトップコートが劣化している可能性があります。トップコートの劣化を放置すると、その下の防水層やバルコニー本体の劣化につながります。
〈チェックポイント4〉手すりにサビが発生していないか?
手すりに発生したサビを放置すると、サビが全体に広がってしまい、手すりが落下する可能性があります。手すりに発生したサビは小さなうちに落とし、防サビ材と塗料で保護しておくことが大切です。
バルコニーの床面はどんな構造なの?
バルコニーの中でも特に傷みやすい部分である床面は次のような構造になっており、それぞれ耐用年数が異なります。
〈バルコニー床面の構造と耐用年数〉
表面:トップコート 耐用年数:約5~10年
1層目:防水層 耐用年数:約10~15年
2層目:下塗り材
本体:床面
劣化が表面のみにとどまっている場合には「トップコート」のみの塗り替えを。防水層まで進行している場合には「トップコート」+「防水層」の塗り替えを行います。
「トップコート」塗り替え
「トップコート」の塗り替えには、主にウレタン系の塗料を使用します。
ウレタン塗料にはゴムのような弾性があり、床面のヒビ割れを防ぐ効果があります。
「トップコート」塗り替え費用
「トップコート」の塗り替え費用は、1㎡あたり1,800~3,000円ほど。
防水層のリフォームに比べて安価で済むので、バルコニー床面の劣化は早めに処置することがポイントです。
「トップコート」+「防水層」の塗り替え
傷みが防水層まで達している場合には次の2つの方法で防水工事を行った後、トップコートを塗布します。
〈工法①〉FRP防水工法
「FRP防水工法」はポリエステル樹脂の塗布と補強用のガラスシートや繊維強化プラスチックシートの張り込みを繰り返すことで、防水膜を作る工法です。高い耐候性があり紫外線のダメージに強いため、現在では主流の工法となりました。また、シートを重ねることでつなぎ目ができない、乾燥期間が約2日間と早いというメリットも。
その反面、「FRP防水工法」は伸び率が悪いため、ややヒビ割れが生じやすいというデメリットも持っています。
「FRP防水工法」の費用
「FRP防水工法」の費用は、1/㎡あたり4,000~7,500円です。次にご紹介する「ウレタン防水工法」の費用と比べるとやや高価となります。
〈工法②〉ウレタン防水工法
「ウレタン防水工法」は、補強用のガラスシートと液体状のウレタン防水材を組み合わせて防水膜を作る工法です。
下地材をバルコニー床面に塗布した後、補強用のガラスシートを貼り、液体状のウレタン防水材を塗布します。一層目のウレタン防水材が乾燥したら、二層目となるウレタン防水材を塗布し、最後にトップコートを塗布して完成します。
「ウレタン防水工法」には高い耐摩耗性、シートを重ねることで継ぎ目ができない、伸び率がよいためヒビ割れに強いというメリットがあります。
その反面、何層も重ねて乾燥させるという工程を繰り返さなければならず、手間と工期がかかるというデメリットも。
「ウレタン防水工法」には、平均で1週間ほどの工期が必要となります。
「ウレタン防水工法」の費用
「ウレタン防水工法」の費用は、1/㎡あたり3,000~7,000円程で、「FRP防水工法」の費用と比べるとやや安価となります。
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