塗料の分類に関するプラス面とマイナス面

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『塗料の分類に関するプラス面とマイナス面』となります。

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外壁塗料には、1液型と2液型と呼ばれる分類があり、どんな樹脂塗料であっても存在します。
塗料の種類にも色々ありますが、数ある塗料の中でも、水性か油性、塗料のグレードなどを考えて選ぶことが多いと思いますが、この1液型と2液型も選択する際の指標になります。
何を選択するべきなのか、どうすれば耐久性が増せるのかなどを考慮しないと、正しく塗料を選ぶことはできません。

1液型と2液型はアクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、そしてフッ素樹脂塗料に存在します。
それぞれの型の異なる点と、プラス面マイナス面について紹介します。

様々な形で分類される塗料

外壁塗装に使用されている塗料には、たくさんの種類が存在し、見た目や得られる効果などはそれぞれに特徴があります。
ただ分類的には、そんなに分けられていることもなく、いくつかしかありません。
簡単な分類として言えるのは、グレード、溶かす方法(水またはシンナー)、塗料が主材と硬化材に分かれているのか、という点です。

◆樹脂によって決まる塗料のグレード

塗料に配合される材料、つまりは樹脂によって塗料の分類が変わり、これをグレードと言って分けています。
それぞれの塗料にどんな樹脂を配合しているかで、耐久年数は以下のように変わります。

 

〇アクリル樹脂塗料…5~8年
〇ウレタン樹脂塗料…7~10年
〇シリコン樹脂塗料…10~15年
〇ラジカル樹脂塗料…15年前後
〇フッ素樹脂塗料…15~20年

 

ここで言う耐久性とは、塗料を外壁に塗った際に保護ができる期間を表しています。
この耐久性は、まさに配合される樹脂によって決定されます。
そのためグレードやランクと呼ばれているのです。
やはりフッ素塗料が最も耐久性が高くなり、アクリル塗料は低くなります。
現代では、アクリル樹脂やウレタン樹脂はあまり効率的と言えないことから、使用される機会はほとんどありません。
新築の住宅で使われる塗料として主流と言えるのはシリコン塗料とラジカル塗料になり、耐久性を追求する方はフッ素塗料を選択しています。
この各種塗料には、それぞれに溶剤、弱溶剤、水性という分類が存在し、さらにそれぞれの分類に1液型と2液型が存在します。
シリコン塗料であれば、溶剤、弱溶剤、水性という塗料の種類があり、その種類にもさらに1液型と2液型という塗料の種類があります。
そのためシリコン塗料だけで、最小で6種類が存在することになるのです。
それは各グレードの塗料に、それぞれ存在しています。

◆溶剤、弱溶剤、水性は塗料を薄める方法

本来、塗料というものはドロドロの状態ですので、そのままでは外壁に塗ることは難しいと言えます。
そのまま塗ろうとしても、かなり手間と労力がかかり、職人の腕と時間を問われることになります。
少しでも塗料を塗りやすく、手間をかけないようにするために、塗料を薄めることにしています。

その薄める方法というのが、溶剤、弱溶剤、水性です。
ただ薄めると言っても、あくまで塗りやすくすることが目的ですので、全体の数%程度だけです。
仮に16kgの塗料だとすれば、0.8~1.6kgくらいしか混ぜることはないため、5~10%くらいしか薄めないのです。
外壁の状態や気温、湿度、塗る方法などを考えて、その都度薄める濃度は変わりますが、そこまで大きな変動はありません。

 

〇溶剤…アクリルシンナー、ラッカーシンナー、ウレタンシンナー、エポキシシンナーで薄める
耐久性は非常に高い

 

〇弱溶剤…塗料用シンナーで薄める
耐久性は高め

 

〇水性…水道水で薄める
耐久性は若干低め

 

溶剤などと比べて、水性塗料になると水道水を使うことになるため、匂いはほとんど気になりません。
塗装をする職人はもちろん、住人や近隣にも迷惑がかかることは少なく、住宅密集地では重宝されています。
弱溶剤に関しては、塗料のために作られたシンナーですので、通常のものよりは幾分抑えることができます。
溶剤については、完全にシンナーの匂いが充満します。

職人がかなり気を使いながら塗装をしても、近隣へ匂いが流れていく可能性は十分にあり、施主自身も体調不良などを訴えることもあるかもしれません。
もちろん窓や換気扇などガードをしますが、それでも多少は匂いを感じるでしょう。
ただ水性では得られない耐久性を持っているのも事実です。

我が家を長年強力に守りたいのであれば、弱溶剤や溶剤を選んだ方がいいかもしれません。
しかし最近では環境保護の観点から、水性塗料が推奨されつつあります。
そのため改良が大幅に進み、水性塗料であっても弱溶剤とあまり変わらないくらいの耐久性を得られうようになった、と言われています。

1液型と2液型という分類

外壁に使用する各塗料には1液型と2液型が存在しますが、実はコーキング材にも塗料と同じように下地調整剤として1液型と2液型があります。
簡潔に説明すると、一つの缶だけで塗装ができる塗料のことを1液型、2種類の缶に入っている液体を混ぜて塗装を行う塗料のことを2液型と言います。

 

〇1液型…塗装用の缶は一つになり、ここに塗りやすくするためのシンナーや水を混ぜて使う
〇2液型…塗料用の缶が塗料と硬化剤の2つあり、この2種類を混ぜ合わせ、さらにシンナーや水を混ぜて使う

 

2液型に関しては、塗料を塗る直前に混ぜ合わせます。
硬化剤を混ぜることで固まりやすくなり、強力な塗膜を形成するのが特徴です。
そのため硬化反応型塗料と呼ばれることもあります。
以前は2液型のみが塗料として存在していました。

しかし2液型の塗料は混ぜるとすぐにドロドロの状態になり、もたもたしていると外壁に塗るよりも前にカチカチに固まります。
気温などにも多少は左右されますが、先に大量に作っておくようなことはできません。
その日に作ったら、仮に余ったとしても次の日に使うことはできないのです。

さらには足りないときにはその都度混ざ合わせる必要がありますし、その混ぜ合わせもしっかり計らなければいけませんので、作業をする側にとっては非常に手間と時間がかかります。
そんな煩わしさを解消するために作られたのが、1液型です。

2液型のように混ぜ合わせる必要がなく、そのまま使用をすることができるため、効率的には申し分ありません。
1液型にもしっかり硬化剤が配合されていて、外壁に塗るまでの間は塗りやすい状態を保ってくれるのが嬉しいところです。
技術的な進歩のおかげで、作業効率は抜群に上がったと言えるでしょう。

分類された塗料のメリットとデメリットとは?

塗料には1液型と2液型が存在しますが、どちらの塗料が良いとか悪いとかはなく、どちらも良し悪しがあります。
費用について少しでも安くしたいときや、長期にわたって外壁を保護できるようにしたいなど、用途や希望に合わせて選択することが望ましいです。
以下で、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

 

「1液型のメリット」
〇費用が安い
〇混ぜ合わせたり、攪拌する必要がない
〇次の日も使える

 

「1液型のデメリット」
〇耐久性が低め
〇保管が難しい
〇塗装できる箇所に限りがある

 

「2液型のメリット」
〇耐久性が高め
〇保管が簡単
〇何処にでも塗ることができる

 

「2液型のデメリット」
〇費用が高め
〇混ぜたらその日のうちに使わないといけない
〇混ぜ合わせたり攪拌をする手間がかかる

◆2液型の方が耐用年数が少しだけ長い

二種類の缶に分かれている2液型と、一つの缶だけの1液型の異なる点と言えば、耐用年数が挙げられます。
耐用年数は耐久性とも関係していて、長い寿命を持つ塗料ほど雨や風からも守ってくれる塗膜を形成しています。
これは2液型の方が耐用年数が長いと言われていて、業者などによると3年近くは変わると言います。

これはあくまで業者からの言い分で、根拠はありません。
例を挙げると、エスケー化研の「1液マイルドシリコン」と2液の「クリーンマイルドシリコン」は、メーカー推奨の耐用年数はどちらも12~15年になります。
同じものと思われがちですが、実際に使用をすると2液型の方が密着率が高いことから外壁に強力な塗膜を形成します。

結果として雨風に強く、紫外線からも外壁を守ることができるため、耐用年数で言えば最長の15年が目安になります。
しかし1液型は2液型と比べると耐久性が低めに見え、耐用年数も12年くらいになる可能性があります。
この3年は住宅が受ける日々のダメージによっても変わりますが、通常の感覚で言えば大きな差があると言っても良いでしょう。

寒暖差の激しい地域であったり、海が近くて塩害が及ぶような地域だったり、日照時間が他よりも長い地域などでは、耐用年数は異なります。
年中大きな変動がない地域と比べると、この時点で大きな違いが生じます。

塗料を選ぶ際には、この点だけに目が行きがちですが、同じ地域内に同じような住宅が存在し、同じメーカーの同じグレードの塗料を選び、1液型と2液型の部分だけを変えると、2液型の方が3年くらいは長く持つと言うことです。
しかし、これもあくまで長年塗料を扱ってきた業者としての見解ですので、必ずしもそうとは言い切れないでしょう。

◆金額的には1液型の方が安い

2液型と比べると、1液型の方が若干ですが金額が安いというメリットがあります。
例として、エスケー化研の1液マイルドシリコンと、2液型のクリーンマイルドシリコンを紹介します。

 

「1液型:1液マイルドシリコン」
〇1平米あたり2000円(設計価格)
〇130平米に二回塗ると520000円

 

「2液型:クリーンマイルドシリコン」
〇1平米あたり2200円(設計価格)
〇130平米に二回塗ると572000円

 

外壁塗装を行う業者の利益も考えて、メーカーが決めた金額のことを設計価格と呼びます。
1液型の塗料と2液型の塗料を比べると、2液型塗料の方が1割近く高いことが解かります。
1平米で言えばそこまでの違いはありませんが、住宅が大きくなるほど金額も大きくなるのは当然です。

外壁塗装の上塗りは二回塗ることになりますので、住宅の平米数かける2になるのです。
住宅が大きくなるほど、その規模も大きくなり、130平米くらいの大きさでも、50000円以上の金額差が生じることになります。
そのため費用を安く見積りたい方は、1液型を選んだ方がいいかもしれません。

◆様々な箇所に塗ることができる2液型

2液型の塗料は、様々な箇所へ塗ることができます。
例として、エスケー化研の1液マイルドシリコン、クリーンマイルドシリコンは何処に塗ることができるか、を比較します。

 

〇1液マイルドシリコン…コンクリート、セメントモルタル、サイディングボード、古い塗膜の外壁

 

〇クリーンマイルドシリコン…コンクリート、セメントモルタル、サイディングボード、古い塗膜の外壁、ALCパネル、スレート、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレスなど

 

明らかに、2液型の塗料の方が様々な箇所に塗ることができる、というのが解かります。
基本的に2液型は接着力が強く、外壁に強力な塗膜をまとわせることができます。
この接着力の強い点が特徴で、材質の異なる様々な箇所に使用をしても塗ることができるのです。

塗料を外壁に塗ると化学反応が起きますが、それが塗った面に作用して固まります。
1液型はゆっくりと固まるのが特徴ですが、2液型は二種類の素材を混ぜ合わせたら、すぐに化学反応が起こります。
そのおかげで塗膜がしっかり形成されたり、密着率を上げることに繋がるようになり、結果として様々な箇所に塗れるようになるのです。

2液型が1液型よりも優れていると言える点が、様々な箇所に塗れるということですが、何よりも金属面に塗ることができるというのは、塗料としては非常に有効です。
住宅に金属面が多少なりともある場合には、その面だけに塗装ができなければ、見た目としてもあまりよくありません。
2液型であれば、そのような心配も必要なくなります。

それでも1液型を使うのであれば、金属面の部分だけに2液型を使うという方法もあります。
ただそれでは、費用的に負担がかかることになるでしょう。
住宅に鉄部や亜鉛メッキ鋼などがあるときには、最初から2液型を選んだ方が良いかもしれません。

◆混ぜ合わせたり攪拌をするのは大変な手間がかかる

2液型は、塗装を行う前に主材と硬化剤を混ぜることで、初めて塗料としての形になります。
しかし簡単に混ぜ合わせられるというものではなく、作業自体は非常に手間がかかります。
何故なら、二つの素材を混ぜ合わせた段階から、すぐに硬化を始めるからです。

環境や季節、状態によっても異なりますが、通常であれば5時間もすれば固まりますし、早いときには3時間で使用することが困難なくらいに硬化します。
そのため作り過ぎたから次の日に残しておこう、というようなこともできません。

その日のうちに使い切れる量を考え、長くても5時間後には塗り終えることを計算して、塗料を混ぜ合わせる必要があります。
多めに作っておくこともできないのは、非常に厄介な塗料と言えるでしょう。
さらには足りないときも大変です。
足りない分だけを計算して、また作らなければなりません。

余るほどに作ってしまうと費用が余分にかかるだけで、素材自体も無駄になります。
適度な量を作って時間内に素早く塗り込むためには、職人の技術も必要です。
2液型はそういった意味でも、しっかりした経験と技術力が左右する、非常に難しい塗料と言えます。

そして混ぜ合わせる素材の割合も、しっかり決められています。
計測器などを使用して計りながら行わないと、下手をすれば塗料としての力を発揮しないどころか、固まらないという事態も引き起こす可能性があります。
目分量では、決して混ぜ合わせることができないのも面倒な点と言えるでしょう。

この割合については、以下のような形です。
メーカーごとに塗料の名称と、主材:硬化剤となっています。

 

「エスケー化研」
〇クリーンマイルドシリコン…100:11.1
〇弾性クリーンマイルドシリコン…100:18.5
〇水性セラタイトF…100:5

 

「関西ペイント」
〇アレスアクアセラシリコン…14:1
〇セラMシリコン中塗り塗料…10:1
〇セラMシリコン上塗り塗料…6:1

 

「日本ペイント」
〇サーモアイ4F…9:1
〇ニッペファインSi…7:1

 

上記に記した主材と硬化剤の割合ですが、日本の塗料として代表的な3大メーカーのものを比較しています。
この比率は、信頼のおける3大メーカーが出しているものですので、その割合も間違いないでしょう。
7:1や14:1というように記載されているメーカーもあれば、100:11.1という細かい割合になっているものもあります。

この比率をできる限り厳密にしていかないと、塗料が固まらなくなったり、予想以上に速いスピードで固まってしまいます。
このような塗料を無理矢理使うと、塗料を塗った際にムラになったり、後に塗り直すといったことも起こるかもしれません。
そのためこの割合の誤差は、一般的に5%以内と言われています。
どれだけこの範囲に近づけるかで、その業者の職人のレベルが解かります。

 

特に難しいのが使う量を逆算して考えることですが、日本ペイントのニッペファインSiは1平米を塗る際に使用する量を、0.12~0.14kgと決めています。
非常に細かい基準ですが、ここからどれくらいの塗料を作ればいいのかを逆算しなければなりません。
僅かな幅ではありますが、気温や下地の状況などが絡んでくるため、多少の遊びが存在します。

 

外壁を130平米として、その一面だけをまずは塗るとします。
すると130÷4で一面は32.5平米です。
1平米に使用する塗料が0.12kgですので、3.9kgの塗料が必要であることが解かります。
これだけの量のニッペファインSiを準備するためには、主材が3.4125kg、硬化剤は0.4875kg混ぜます。

そこに希釈をするためのシンナーなどの量も加味して攪拌し、固まる前に一気に塗り終えなければいけません。
小数点が第4位という驚異的な量を現場で計ることは不可能に近いですので、できる限り近い誤差の範囲内に収まるように駆使するのが、職人の腕の見せ所になります。
これだけを考えても、誰にでもできる作業ではないことが解かるでしょう。

細かい計算だけでなく、気温や湿度、下地の状況などを考慮しながら量を正確に計り、それを丁寧に一気に塗るだけの技術力が求められます。
2液型の塗料と簡単に言いますが、それを使用するには非常に緻密な計算力と技術力が必要です。

エスケー化研のクリーンマイルドシリコンと弾性クリーンマイルドシリコンとで異なる点は硬化剤についてのみです。
弾性の硬化剤を使っているか否かで物が異なり、この部分を変えるだけでかなり異なる塗料になるのです。

◆混ぜ合わせたら、すぐに使用する

2液型塗料に関しては、混ぜ合わせて攪拌をしたらすぐに使う必要があり、そのままの状態での保存はできません。
硬化剤が混ぜ合わされたときから、少しづつ固まっていくことになるからです。
2液型塗料には、可使時間と呼ばれる制限時間が設けられていて、その時間内に使ってしまわないと固まるため、二度と塗料として使用ができなくなります。

温度が温かくなると可使時間は短くなり、寒くなると長くなるのが特徴です。
それぞれの塗料によって可使時間は異なり、以下のように温度別でメーカーが定めています。

 

「エスケー化研」
〇クリーンマイルドシリコン…23度で5時間
〇水性セラタイトF…5度で7時間、20度で5時間、35度で3時間

 

「関西ペイント」
〇アレスアクアセラシリコン…5~15度で7時間、15~30度で5時間、30度以上で3時間
〇セラMシリコンⅢ…23度で8時間
〇アレスクール2液Si…23度で8時間

 

「日本ペイント」
〇ファインウレタンU100…23度で10時間
サーモアイ4F…6時間

 

温度次第では、3時間で使えなくなるものまで存在します。
近年の夏は35度を越えることも珍しくはなく、そのような時期に塗装をする際には、非常に短い時間で塗装を終わらせるか、少量ずつその都度混ぜ合わせるしかありません。
可使時間の短さは、そのまま業者の腕によって左右されます。

しっかり攪拌させるだけでもかなりの手間がかかり、ある程度の量を作っておきたいというのが業者としての本音です。
ただ2液型は大量に作り置きすることができないことから、難しい塗料と言えるでしょう。
そのためDIYで2液型の塗料を使うことはおすすめできません。

◆できる限り新鮮な塗料を使用する

2液型と異なり、1液型は最初から硬化剤が含まれています。
しかしすぐに固まるようなことにはならず、ドロドロの状態のまま缶に詰まっています。
ただこちらも時間が経てば固まることになり、半年から一年もすれば使い物にはならなくなるため、それまでには使わなければなりません。

硬化剤は名称の通り、固めるための素材です。
そのため保管には十分な注意が必要となります。
気温が高かったり、紫外線に当たっていると劣化をします。
このような硬化剤を使用して塗料を作っても、外壁には上手く張り付くことができないため、本来の力を発揮することはありません。

2液型は二つに分かれていることから、保管場所などに気をつけておけば、ある程度は保管をすることが可能です。
それでも硬化剤は劣化をしないとは限らないので、できる限り新鮮な状態で使用することが大切です。
塗料と言っても、新しいものの方が塗膜の形成が上手にできるなど、本来の塗装の役割を担ってくれます。

悪質な業者は、古くなった塗料をあまり良い保存状態でなかったにも関わらず使用することがあります。
大切なお家に使用する塗装は、長期保管された古い塗料ではなく、メーカーから仕入れたものかを確認した方がいいでしょう。

2液型の方が良い

外壁塗装をDIYで行うつもりなら、2液型よりも1液型の方が手間はかかりません。
しかし専門の業者にお願いするつもりなら、話は変わります。
しっかりした業者であれば、塗料の混ぜ合わせや攪拌もしっかり基準に則って行ってくれますし、丁寧に素早い作業を心掛けると思います。

金額的には若干上がりますが、耐用年数も上がるので良いかもしれません。
見積り段階で塗料が何型か書かれていないこともありますので、それを聞いた上で2液型の使用を尋ねてみましょう。
あまり腕に自信のない業者は1液型を使っていたり、希望されても断ることがありますので、考え直した方がいいでしょう。
2液型を使う業者は、それだけ腕に自信があるということを示しています。

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