外壁塗装を行う費用がないときやってはいけないポイント1

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『外壁塗装を行う費用がないときやってはいけないポイント1』となります。

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一般住宅に外壁塗装工事を行う際には、かなりの費用がかかることになります。
リフォームローンを組んで払う人もいれば、蓄えから一度に出そうとする人もいるでしょう。
外壁塗装工事には、足場を設置し、外壁の清掃から下地の処理を行い、下塗りと上塗りなど様々な工程が存在します。

そのため専門の塗装業者に頼むと、どんなに低くても50万円はかかりますし、住宅の大きさや塗料の種類によっては100万円を超えるような大工事になることもあるでしょう。
リフォームはどんな住宅にもかかることと知っていながら、その費用まで準備をしている、という住宅は少ないようです。

特に予期せぬような事態に直面すると、費用を用立てること自体が難しいかもしれません。
しかしそんなときに、どんなに費用がないからと言っても、して良いことと悪いことは区別をしなければいけません。
家計が大変だからと、やらなければならないことを省いていると、大変な問題を引き起こすこともあるからです。
やってはいけないポイントを紹介しますので、必ず確実な工事を行うように気をつけましょう。

特に外壁塗装は、ある日突然びっくりするような金額の工事費用がかかる、という考えをしている方も少なくありません。
そのため内装工事と異なり、あまり費用をかけたくない、というのが本音のように思えます。
ただ外壁塗装は、実は住宅にとって内装工事よりも重要になり、そのための費用はできる限り準備をしておくことが大切です。

住宅内のお風呂や台所なども大切な部分ではありますが、基本的にこのリフォームはキレイにしたり、使いやすくすることが目的になります。
突発的な故障であれば仕方ありませんが、そうでなければ外壁を優先した方がいいでしょう。
快適な暮らしを実現させたいという気持ちも分かりますが、外部を後回しにすると大変な事態に陥ります。

特に外壁に関しては、何もせずに放っておくだけで劣化が進み、気付いたときには雨漏りをしていたり、下地にまで雨が侵入して外壁自体がダメになるかもしれません。
外壁塗装というのは、住宅を外部から守るために行う大切な工事です。
疎かにしていると、どんなに内装がキレイでも住宅が傾き、いずれは住めなくなるかもしれません。

我が家の寿命を延ばすために、できる限り長い間その家に住み続けるためにも、外壁塗装用の費用は準備をしておく必要があります。
基本として、10年に一度は外壁リフォームのために100万円を準備する、くらいの気持ちでいいでしょう。
月に8000円くらいを10年間積み立てるだけですので、そこまで深く考えなくても大丈夫なはずです。
外壁塗装工事を疎かにしないで、大切な我が家を守り抜きましょう。

外壁塗装をしないと住宅に被害が出る

外壁塗装工事を、あまり重視していない住宅は少なくありません。
特に以前の外壁塗装から10年以上経ったにも関わらず、何もしていないという方はそこかしこにいます。
理由の多くは、外壁塗装をするための資金が準備できないからです。

しかし外壁塗装をせずに放置をするということは、住宅の寿命を縮める行為に他なりません。
ひび割れやコケ、藻やカビ、チョーキング現象などが起きていると、完全に劣化しています。

ここまで目に見えて進行していると、流石にほとんどの人が外壁塗装を考えるようですが、見た目的にあまり目立たないようなときは、まず外壁塗装をしようと考える人はいません。
ただ外壁塗装をしないまま10年以上経過をすると、目には見えなくても必ず劣化をしています。
これまで時間が流れる中で、太陽からの紫外線や雨風にさらされていたのは間違いありません。

そこまでの時間が経過すると塗膜が剥がれたり劣化をすることになり、その下の外壁自体が外気に直接触れるようになります。
つまりは外壁自体が外側へむき出し状態になる、ということです。
そうなっても外壁塗装を行わなければ、今度は外壁が劣化を始めることになります。

外壁に塗られている塗料の寿命は、各種メーカーや塗っている塗料の種類によって異なります。
耐用年数の目安としては、約10年が一般的です。
あくまで目安になり、物によってはそれ以上の20年近く耐用年数が期待できる塗料もありますので、どんな塗料を使用しているのかを調べておきましょう。

外壁塗装で使用されている塗料の耐用年数を紹介します。
ただ住宅の建っている地域の環境によって誤差はありますので、大体の目安として知っておきましょう。

 

〇アクリル樹脂塗料…5~8年
〇ウレタン樹脂塗料…7~10年
〇シリコン樹脂塗料…10~15年
〇ラジカル制御型塗料…13~16年
〇フッ素樹脂塗料…15~20年

 

この塗料の耐用年数は外壁だけでなく、屋根についても同様です。
ただ屋根という場所は外壁と異なり、あまり目にする機会がありません。
何より、外壁よりも紫外線や雨があたる場所ですので、劣化しやすい部分でもあります。
もしひび割れが起きていたら雨水が屋根材の中にまで入り込み、雨漏りを起こす心配もあるでしょう。

外壁塗装をしていない人でも、5~10年に一度は全体的なメンテナンスを行った方がいいでしょう。
自身で行っても劣化具合が解からないというときは、近隣の業者などに見てもらいましょう。
点検作業だけであれば、無料で行ってくれる業者も存在します。
そのようなところに頼めば、費用的にもかかることはありません。

ただ劣化が目に見えるよりも前に外壁塗装を行うと、補修作業も少なく済ませられます。
するとかかる費用も少ないので、予算としてもかなりお得と言えるでしょう。

相見積りでの値切りは止めましょう

外壁塗装工事に限らず、住宅リフォーム工事などにかかる費用を安く済ませたいと考えるのは誰もが同じです。
そのため業者の見積りを見ながら値切るパターンを見かけることがありますが、それもある程度の一線を越えることはいけません。
ある程度工事を安く済ませる方法としては、相見積りがあります。

相見積りとは、いくつかの業者に見積りを出してもらい、それを比べて安いところやサービスの良いところを選ぶことです。
しかし中には、「こちらの業者はこれだけ安くできると言ったけど、お宅はどれくらい安くできるの?」と言った交渉をする人がいます。
他社との比較で値段を下げる行為は、昔の家電量販店などで見かけましたが、これを工事業者で行うのは勧められません。

外壁塗装を行う業者にも千差万別、様々な業者があります。
良い業者もあれば、悪質な業者も存在するのです。
中でも良い業者は、腕の立つ良い職人が揃っていて、住宅のある環境や状態、壁の材質や劣化具合、使われている塗料の種類などすべての情報から、どのような工事が最も良いのかを決めます。
必要以上の儲け主義に走らず、相場の金額で素早く満足できる工事を行う集団です。

良い業者というのは、最初に見積りを出した時点で適切な金額を提示しています。
そこから値切っても、これ以上は下げられないと断られてしまうか、本来よりも一段二段レベルを下げた工事を提示してくるでしょう。
仮にそれが必要な工事だとしても、それを削られる可能性も否定できません。

業者側も工事をするために必要な材料費がかかりますし、働いている職人の給与や会社を維持するための費用も必要です。
それを確保するためには、どうしてもグレードを下げるしかありません。
結果として、手抜き工事に繋がる可能性もあるでしょう。

本来であれば手を抜いた工事をしない業者でも、顧客が値切り過ぎればそれに応じた形での工事にもなるでしょう。
例を挙げると、二度塗りを一度塗りにしたり、高圧洗浄に時間をかけることなくすぐに終わらせたり、足場を借りていれば費用を減らすために日にちを短縮させたり、職人の数を減らすこともあります。

経費削減をしなければ、業者も維持をできなくなるため仕方ありませんが、このような状態は施工をする側もされる側も望んでいないはずです。
特に外壁塗装工事は、安全対策が必要な工事ですので、足場を設置してしっかり行わなければなりません。
安全に工事が行えないのであれば職人の怪我にも繋がりかねないですし、細かいところまで目が届かないでしょう。

敷地が狭いときには、道路には交通誘導員を配置しなければなりません。
しかし費用が足りないからと誘導員を配置しないと、大きな事故が起きる可能性があり、そのようなときには施主側にも裁判沙汰などの被害が及ぶことがあります。

足場にも種類があり、パイプだけの単管足場を使用していると転落事故になることもあり、結果的に工事は大幅に遅れることにもなるでしょう。
安心安全に施工を行うためには、ある程度の余裕が必要です。
その余裕を削るための値切りについては、決しておすすめすることはできません。

悪質な業者であれば、最初に相場よりも大きな金額を提示して、特別に安くと相場近くまで下げることがあります。
これはあまり良くない業者である証拠のようなものですので、このような業者には依頼をしない方がいいでしょう。

激安の工事費を出す業者には注意が必要

外壁塗装を行う際には、まずは費用のことが気になるのが通常です。
様々な業者を精査すると思いますが、中には相場よりも安い激安を謳う外壁塗装業者も存在します。
一般的に70~80万円する外壁塗装が、何故か半額くらいの30~40万円でできる、と聞くと驚くだけでなく、怪しさを感じると思います。

「激安」、「納得の価格」、「特別価格」などの宣伝文句もよく見られます。
費用だけで見ればとても魅力的ですし、ポップもオシャレで解かりやすいことから、非常に良いイメージを持つと思います。

外壁塗装は住宅リフォームの一環ですので、金額的にも最初から高めです。
そのため格安の業者は目を惹きますし、ついそちらにお願いしたくなる気持ちも分かります。
ただこの点もよく考えれば解かるのですが、本来の相場よりも安くするためには、材料や工程、職人など何らかを削らなければいけません。
下手をすれば、絶対的に必要なはずの工事を省いてしまう、手抜き工事を行っている可能性すらあります。

このような業者が格安で工事ができる理由は、必要な材料を大量に仕入れていたり、作業員を若手などにして人件費を削っていると言います。
しかし、実際にはこれだけで格安になるということは難しい現状もあります。
外壁塗装に使用する塗料は、大量に購入すれば安くなるという単純なものではありませんし、人件費も都道府県によって最低賃金が決められていて、労働環境の改善も求められている中で不当な扱いはできません。

 

この点を踏まえて、さらなる格安を謳うためには、以下のようなことが考えられます。

 

〇塗装で使用する足場を一日や二日など短期間で済ませられるように、施工を短縮させる
〇塗料をかなり薄くすることで、少ない量で広く塗るようにする
〇高圧洗浄機を業務用ではなく、家庭用でまかなう

 

施工に必要となる大事な点を省いて、手抜きの工事を行えば激安の費用で請け負うこともできるでしょう。
費用的な面から言えば、かなりお得に思えるかもしれませんが、これを許してしまうと10年も経たずに塗装が劣化を始め、結局は短いスパンで再塗装を行う羽目になります。
さらには、コミコミプランなどは格安に見えますが、「プラスアルファで契約すると10年保証が付いてくる」という謳い文句を付けて、保証についてお得なイメージを持たせる業者もあります。

ただこれらの保証は、あまり使うことがなく、内容的にも満足できないことがほとんどです。
やはり住宅の状態を見極め、その外壁にぴったり合う塗装を先々のことまで考えて見積りしてもらえる正直な業者の方が、安心感は得られるでしょう。
その費用と言うのも、実際に外壁の状態を確かめてから細かな金額を決める、という点が重要です。

下地処理については、状態によっては非常に高くなるものですが、最初から一律で決められている料金プランではまかなうことはできません。
そのためそれ以上は料金が発生しない、というのであれば、一般の相場とは合わないことになります。
このような形で見積りを出す業者は避けた方がいいでしょう。
ただ安い見積りだから手抜き工事をする、というわけではありませんので、よく見極めることが大切です。

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