不足し続けるマンションや
アパートの管理人

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『不足し続けるマンションや
アパートの管理人』となります。

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不動産投資の人気も相まって増加しているのが、アパートやマンションなどの投資物件です。
それと並行して求められているのが管理人ですが、昨今は管理人の成り手が減っているという話を聞きます。
不足し続けるマンションやアパートの管理人の実態について紹介していきます。

・アパートやマンション管理人のイメージ

アパートやマンションといった賃貸物件が増加している一方で、減少しているのが管理人です。
管理人と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
ほとんどの人が「定年退職後の仕事」、「シルバー人材センターなどでおなじみの仕事」など、高齢の人たちをイメージするのではないかと思います。
実際にはその通りで、今までのアパートやマンションの管理人というと、会社を退職した方が対象になった募集が多かったのですが、最近では定年延長や再雇用で働く人も増えるなど管理人の募集をしても応募される人が少なかったり、現れないというのが現状のようです。
そのため、これまでは対象者が限られていた管理人ですが、今後は対象者が広がっていくことも考えられます。
管理人になりたい方は、応募しやすくなるかもしれません。

日中は共用部分を清掃したりゴミ収集所を管理したり、他にも除草や庭がある場合は、そこのお手入れなども行っています。
北国など雪の多い地域の場合は、除雪作業も仕事に入ってくるでしょう。
さらにマンションやアパートの設備の点検や整備も行い、修理などの必要があれば修理業者に連絡することもあります。
もちろん修理できる場合は自ら行い、アパートやマンションに訪ねてくる人たちに対する受付業務や、住人たちのクレーム受付も業務になります。

このように、仕事は多岐にわたっているのが特徴です。
マンションというと、フロントマンやマネージャーを思い浮かべる方もいるかと思いますが、その人たちとアパートやマンション管理人とは大きな違いはありません。
マンションや管理会社の方針などもあり、同じ管理人であっても、フロントマンやマネージャーなどの名称で呼ぶこともあります。
ただ高級マンションの場合、管理人として働いているのは定年退職後の男性たちではなく、若い男性や女性が多いのが特徴と言えるでしょう。

・アパート・マンション管理人になるメリット

管理人には様々なメリットがあります。

①資格が必要ない
就職する際に気になる要素のひとつが、資格ではないかと思います。
履歴書にひとつも資格がないとアピール不足にもなりますし、合否にも影響してくると思います。
その点、管理人になるには特に必要な資格は必要ありません。
つまり、もともとは誰でもなれる仕事でもあるのです。
また一度採用されると、比較的長い期間できることも魅力ではないかと思われます。
定年後に資格なしで仕事ができ、さらに毎月安定した収入が得られる仕事はあまり多くはないでしょう。

②人と触れ合える仕事を続けることができる
管理人は住人たちと毎日挨拶を交わすなど、触れ合いの場が多くあります。
人によっては世間話をすることもあると思います。
普段から人と接するのが好きな人にとって、管理人は天職と言えるでしょう。
仕事をしっかりすることができれば、年齢に関係なく長く続けられます。

・アパートやマンション管理人のデメリット

管理人と聞くと楽な仕事をイメージする方もいるかと思いますが、意外に大変な仕事でもあります。

①クレームを受けることが多い
管理人の仕事のひとつにクレーム処理があります。
住人が日頃から抱えている不満や疑問、さらに住人同士のトラブルなど、様々な文句や要望などを聞かなければいけません。
最初はいいかもしれませんが、同じことが続いてしまうとストレスがたまり、精神的な損害を受けることも考えられます。
特に住人同士のトラブルは、時には警察沙汰あるいは裁判沙汰にまで発展することもありますので注意が必要です。
管理人はトラブルの原因を的確に突きとめ、早めに解決することが腕の見せ所でもあります。
管理人の仕事を続けていけるかは、クレーム処理の能力にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

②給料が安い
給与が安いことも、デメリットと言えるでしょう。
管理人の給与は人によって異なりますが、平均月給は総収入で15万円くらい、手取りでは13万円くらいが相場と言われています。
これをどう見るかによっても変わってきますが、募集の時に給与の面もしっかりチェックすることが大切です。

・マンション・アパートの管理人が減っている原因

アパートやマンションの管理人のなり手は減ってきていますが、以下のような原因が考えられます。

①不動産投資物件の増加に追いつかない
管理人の減少の原因ですが、不動産投資物件の増加が挙げられます。
昨今の不動産投資の人気によって対象となる物件が増え、その管理人になる人たちの総数が追い付かなくなっているのです。
実際に増加しているのは都市部に多く集中しており、仕事が少ないような地方への波及は少ないようです。
そのため仕事の量が多い都市部で管理人を探すのは難しい、と言われています。

②意外にハードルが高い
管理人のハードルが高いことも、理由として挙げられています。
実際に管理人の仕事はハードルがとても高い、と言われています。
そのため昔から会社の管理職経験のある退職者をメインに募集している、という現状があるようです。
しかし実際はそんな人材は多くはいませんので、たとえ管理人の求人があったとしても、敬遠されてしまうのです。
「自分には合わない」、「この経歴では採用されない」など様々な理由が挙げられます。

③定年の延長
以前は55〜60歳までで定年を迎える人が多かったのですが、最近は65歳あるいは70歳など、定年が延長されている会社が増えています。
会社はその規模に関係なく定年延長制度を導入していることから、マンション管理人という初めての仕事に就くより、今まで慣れ親しんできた会社での仕事を選択する人が増えているようです。
定年が65歳やそれ以上になると、さすがに体力も落ちますので、それ以降の再就職を考える人も少なくなると言われています。

④責任が非常に重い
管理人は責任が重いことも、なり手が少ない原因と言えます。
マンションなどの管理人は、非常に重い責任を課せられることも少なくありません。
近年の高齢化により、ひとり暮らししている独居老人が増えています。
管理人はそのような高齢者に対してのサポートも行う必要があるなど、何かと気遣うことが多いです。
仕事の多さと責任、それとは裏腹に賃金は安いとなれば、なかなか決心がつかないのかもしれません。

不動産投資の人気もあり、アパートやマンションなどの投資物件が増えていますが、その管理人のなり手が減っているという現実があります。
様々な原因が考えられますがメリットもありますので、興味があれば応募してみるのもいいと思います。
不足し続けるマンションやアパートの管理人の現状打開策に繋がるかもしれません。

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