皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます！！

今回のテーマは…『外壁のコケを
綺麗に落とす方法と予防するポイント』となります。

家を購入してから、そろそろ「コケ」が目立ってきたという方もいるのではないでしょうか。

目につく汚れなので、どうにかしたいとは思いつつも、どう落としたらいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

外壁についたコケ、実はお家の状態にも影響を及ぼしてしまうのです。

コケをそのまま放置しておくのも良くないので、きれいな落とし方と予防策について、仕組みも交えて紹介します。

なぜ外壁にコケが付着してしまうのか

メカニズムは、風に飛ばされたコケの胞子が外壁についてしまい、増殖することでそのようなことになってしまうのです。

コケは森など湿気の多い場所でよく見かけますが、それはお家も同じです。

付着したコケは、お家の「湿気」を吸収してどんどん成長していきます。

なぜ増えるのか

コケの栄養素となるものを吸収していき、最初は小さいサイズでも、だんだんと増殖していきます。

気が付いたら外壁全体に広がっていた、という状況になるのです。特に雨の多い季節は温度が上がり、繁殖を早めてしまいます。

防水性の低い外壁だと特に増えやすくなるため、外壁を選ぶ際、デザイン性だけでなく素材や性能も注目するべき点です。

コケのできやすい家の特徴

川が近かったり、 日光があまり当たらない家、風通しが悪かったり、周りが森で囲まれている家などが挙げられます。

森は湿気の多い場所でもあります。周りが自然に囲まれている増殖を手助けしてしまい、あっという間に外壁がコケだらけになってしまいます。

コケをお落とす方法は2つ

業者に依頼する・自分で掃除するの2択があるのですが、これは程度にもよります。

○低所で軽いコケであれば、家庭用のコケ洗剤で落とすことが可能です。
外壁をきれいなまま保ちたいという場合には、塗装替えのタイミングで行うのもいいでしょう。
ついでに、カビ予防をしておくことをおすすめします。

○高所に軽いコケが付着している場合には、業者に頼みましょう。
ロングモップを使用して、コケを残すことなく落としてもらえます。水の届かない場所も業者がしてくれるでしょう。
安全性の高い作業場を確保する必要があるため、高圧洗浄でしっかり除去しなければいけない箇所は、業者に依頼する必要があるのです。

○重度の場合は、低所でも高所でも業者に依頼をしましょう。
重度のコケは、落とすだけでも大変です。
しかも、家庭用コケ洗剤では落とすことが難しいです。強くこすると外壁を傷めてしまい、きれいだったのにさらに汚してしまいます。
業者に頼んだ場合はバイオ洗浄で除去してくれるので、重度で落としようがないときは依頼することをおすすめします。

また高圧洗浄でしっかり除去しなければいけない箇所は、安全性の高い作業場を確保するため、低所でも高所と同じく足場を設置する必要があるので業者に依頼しましょう。

業者のコケ除去法

コケの落とし方はわからなくても、業者に頼むのは不安だという方もいるのではないでしょうか。

大抵の場合、業者は「高圧洗浄」や「バイオ洗浄」で落とします。

高圧洗浄は自分ではできない高圧な水をかけて、手が届かない外壁もきれいに洗ってくれます。

また洗浄の際は、養生シートを周囲にかけるので汚水が飛び散らず、周りに迷惑が掛かりません。そのため、安心して業者に頼めます。

ただ、高圧洗浄は足場を組まなければいけないため、値段は高くなりやすいです。

バイオ洗浄は、水では洗い落とせないコケを除去するために作られたものです。

重度のコケを落とすときによく使います。バイオ洗浄も、養生シートを設置して行います。

軽度のコケ除去方法

軽度のコケは自分で簡単に落とすことが可能です。

コストも抑えられますし、お店で売ってるような道具で洗浄が可能です。手軽に行えるので、足場を組まずとも短時間で済ませられます。

今は外壁のコケを落とすために役に立つ道具がたくさん発売されていますが、頑固にこびりついたコケは、家庭用では落とせない可能性があります。

無理に落とそうとすると、傷をつけてしまう恐れもあるので、その場合は、無理せず業者に依頼をしましょう。

○自分で落とす場合はスポンジを使用するときれいに除去可能
自分で落とす場合はどの素材で除去すればいいのか、わからないという方もいるのではないでしょうか。
外壁は非常に繊細です。
傷つきやすい素材で洗浄すると、せっかくきれいだった外壁を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、スポンジなど軟らかい素材で洗浄するのがいいでしょう。
それらを使うことによって傷つけるのを防ぐことができ、安心して洗浄に集中できます。

柔らかい素材がないからと言って放置すると、健康被害も出てしまうかもしれません。
お家にある柔らかいスポンジでも、まったく問題ありませんので、実践してみましょう。

また、少し高くて手の届かない場所は、伸縮性のあるスポンジを利用すれば簡単に落とせます。

○スポンジと言っても硬い面はＮＧ
「やわらかいスポンジで」と紹介しましたが、硬い面はＮＧです。
硬い面を使うと外壁を傷つける可能性があるので使うのは避けた方がいいでしょう。

予防方法

せっかくコケを落としても、予防をしなければまたすぐにできてしまいます。

予防しなければ永遠にそれが続くので、そのような事態をなくすために予防する方法を紹介します。

○光触媒塗料を使用する場合
光触媒塗料とは、コケの胞子を浮かしてくれる塗料のことなのですが、これは雨の時にも役立ちます。

雨が降っているときは湿気がたまりやすく、コケの繁殖を手伝ってしまいますが、これを掛ければ胞子を浮かしてくれて、きれいな外壁を長く保てます。

セルフクリーニング機能の付いた高防汚性なので、環境にもやさしく安全性も高いです。

○防藻またはカビを防いでくれる塗料の入ったもので予防する

コケが発生しにくい樹脂成分を採用していて、塗るだけで予防ができる塗料があります。

繁殖を防いでくれる優れものなので、光触媒塗料が近くにないという方は、これを使用するのもいいでしょう。

塗るだけの簡単な作業なので、手間がかからず短時間で作業を終わらせられます。

塗れば繁殖はできないため、長期間美しい外壁を守れます。

○物を置かない
コケは風通しの悪い場所によく発生します。

木に囲まれた場所でコケよく見かけると思いますが、これは風通しが悪いためです。

同じように外壁も物を置くと風通しを悪くしてしまい、コケが繁殖してしまいます。物はなるべく中に置きましょう。

○月1でお手入れ
月に1回程度でいいので、お湯を含んだタオルで外壁を拭きましょう。

コケは熱にも弱く、お湯を含んだタオルで吹けば死滅します。これを怠ると、予防しない限り増殖し続けます。

○コケが付着しにくい素材を利用する
家を建てる際に、コケが付着しにくい素材を使用するのもいいでしょう。

平らなデザインなど、外壁の素材が違えばコケも生えにくくなります。

コケの落とし方と予防方法について紹介しました。

きれいにしても予防しなければ、また生えてしまいます。

そうなるとまたコケを取る羽目になり、予防をしない限りは永遠にそれが続きます。

予防策をしっかりと練り、コケのないきれいな外壁を保てるようにしましょう。

「コケをなくしたのにまた生えてきた」という方も、1度予防をしてはいかがでしょうか。

する前とした後では、効果が大分変わります。

「そろそろコケが目立ってきた」という方も、軽度のうちに洗浄してしまいましょう。