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皆さんこんにちは!
今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!アイテックス代表の越川です。
今回のテーマは…『放置NG!
屋根に生えるコケの原因・対処と
再繁殖を防ぐメンテナンス』となります。
家が建って間もない頃は外壁や屋根もきれいな状態ですが、時間の経過とともに風雨や紫外線の影響を受けて劣化が進行してきます。
住宅の屋根が劣化すると屋内での生活にも大きく影響をするため、劣化原因を理解して適切な対処が求められます。
特にコケが繁殖すると劣化を早めることに繋がりますので、その処置と対策について把握しておきましょう。
住宅の屋根が劣化する要因
屋根が経年劣化すると、雨漏りなどにより建物全体の劣化を進行させることになります。
耐久性の高い材質や処置を施しても劣化は起きてくるものですが、屋根が劣化する要因について紹介します。
○経年による劣化
住宅の屋根は常に太陽の光を浴び続け、天候が悪くなって雨が降ったり、強い風を受けたりなどを四六時中していることになります。
紫外線は屋根の素材や塗装を劣化させるもので、どんなに耐候性が高いものでも年月を経ることで劣化は進行します。
雨風の影響も同様で、経年での劣化は年数に違いはあっても必ず起こるため、定期的なリフォームが必要です。
○コケ・カビの発生による劣化
住宅の外壁や屋根は回転したり移動したりすることは基本的に不可能で、常に同じ面を向いているため、風や太陽によるダメージの受け方も場所によって変わります。
屋根も外壁と同じですが、日当たりの悪い箇所は紫外線の影響を受けない反面、湿気が多くなりコケやカビが発生しやすくなります。
なので、そういった場所の点検や清掃を怠ると、コケやカビが繁殖して劣化を早めることになります。
○屋根瓦のズレ
最近の住宅は屋根に瓦を使用しない鋼板屋根も多くなっていますが、屋根を形成する材料として瓦を使用することは一般的です。
日本は地震大国で中程度の地震は頻繁に起こっていますが、瓦屋根は地震の影響によりズレが起こる可能性があります。
また台風などの暴風雨によってもズレる可能性があります。
瓦がズレると屋根に隙間が発生することになりますが、その隙間から雨が内側の屋根材に浸透し、腐食・カビが発生する要因となります。
地震や暴風雨が起きた後は、瓦のズレがないか点検することが重要です。
コケはなぜ屋根に生えるのか?
屋根の劣化の原因としては、日光による紫外線のダメージが一番にイメージされますが、部分的なダメージではコケやカビの発生の方が大きい印象があります。
では、なぜ屋根にコケが発生しやすいのでしょうか?
○日当たりが悪く湿気が多い
雨や水に濡れても日光が当たっていると自然に乾燥してくるものですが、日陰にずっと置いていると乾燥しにくくなかなか乾きません。
屋根も同じで雨が降った後、日当たりの良い場所はすぐに乾いてきますが、日が当たらない場所には雨水が残り、屋根材は長く湿気を帯びた状態になります。
この状態が長く続くことによってコケが繁殖する条件が整い、増殖することに繋がります。
日が当たりにくい北側の面は、特にコケが生えやすいので注意が必要です。
○防水加工が低下
住宅を建設するときは、屋根全体には防水加工が施されています。
ただ防水の効果も永久的なものではなく経年と共に低下してくるので、瓦や屋根板に雨水が浸透し、水分が含まれた状態が続いてコケが発生する要因になります。
屋根のリフォームを定期的に行うのは、このような理由があるからです。
○コケが生えやすい環境にある
コケの胞子は空気中の至るところで浮遊していますが、地域や場所によって胞子の多さには違いがあります。
植物が多く自生している森林などは森林全体に胞子が多く浮遊しているため、屋根にコケが発生しやすい環境にあります。
また川や池などが近くにあると常に湿度が高い環境になり、こちらもコケの胞子が多い状況にあると思われます。
水が溜まっている状況ということから、水田が多い地域などもコケの発生率が高いと考えた方が良いでしょう。
コケ発生時の処置と対策
屋根にコケが生えてしまったときに清掃や処置が面倒だと思って放置していると、屋根の耐久性が大きく低下して寿命を縮める要因になります。
放置しているとコケが屋根に根を張り、簡単に除去することが困難になるため、早い段階で処置することが求められます。
○中性洗剤を使用して除去することは可能?
コケやカビを除去するためには、スポンジやブラシを使用してこすり落とす必要がありますが、強くこすると屋根材を削ることになるため、優しくこすらなければなりません。
中性洗剤を使用することでコケやカビを落とすことはできますが、薄めて少しずつ落とさなければなりませんので、非常に時間がかかります。
また、屋根の上は水に濡れると滑りやすく、高所での作業になるので怪我の危険性もあり、自分で除去するのはおすすめできません。基本的には専門業者に依頼する方が良いでしょう。
○周辺の水が溜まりやすい場所をなくす
コケは湿気の多い水辺などに多く発生します。
自宅の庭や周辺に水が溜まっていると、必然的にコケの胞子が発生しやすい環境になります。
水たまりができないように土の種類を変えたり、コンクリートで埋めるなど処置をしておくことでコケの発生頻度を下げることが可能です。
○高圧洗浄による除去
少量のコケであればスポンジやブラシなどでも除去することは可能ですが、至るところに発生している場合は、高圧洗浄機でなければ落とすことはできません。
家庭用の高圧洗浄機でも除去できないわけではありませんが、屋根の上は落下の危険もあります。
また業務用の洗浄機で、短時間で確実に除去する方が良いでしょう。
○バイオ洗浄による除去
コケの発生が広範囲に渡り、根を張った状態が見受けられる場合は、高圧洗浄機でも確実に除去することが難しくなります。
このような繁殖が進行している場合は、バイオ洗浄による除去が必要です。
バイオ洗浄は専用の洗浄剤を塗布、または洗浄水に混ぜて高圧で除去する方法です。
バイオ洗浄を行うとコケを根本から除去することが可能で、再繁殖を防ぐ効果もあります。
コケの再繁殖を防ぐ方法
屋根のコケは屋根の見た目を損なうことはもちろん、屋根全体の劣化を早める要因となるため、除去する必要があります。
高圧洗浄などでコケを除去しても、再繁殖する状況にあると何ヶ月かすると、またコケが発生してしまいます。なので、再繁殖の予防方法を知っておきましょう。
再繁殖を予防することで、リフォーム回数を少なくすることができます。
○コケの再繁殖を防ぐ塗料
せっかく除去しても再繁殖を防ぐ処置をしなければ、コケがまた発生して何度も洗浄除去を行う必要が生じてきます。そこで、予防策としてコケの再繁殖を防ぐ効果がある屋根用塗料を使用するのも良いでしょう。
コケは水分が多い場所に発生するため、屋根を水が浸透しない防水効果の高い状態にしておくことが求められます。
シリコン系の塗料はコケの発生を抑制する効果があり、屋根のリフォームにも多く使用されています。
しかし、シリコン系塗料が使われているのにも関わらず、コケが発生してしまう場所では、さらに防藻機能の高い塗料が必要になります。
防藻・防カビ効果の高い塗料は、日本ペイント・関西ペイント・エスケイなどいくつかの塗料メーカーから販売されています。
事前に塗装業者と相談の上使用すると良いでしょう。
○コケを目立たなくするには
コケの発生を防ぐことは大変重要ですが、外観的な面ではコケを目立たなくすることも必要です。
コケは濃い緑色をしているので、屋根の色をグリーン系にするとコケを目立たなくすることができます。
また紫外線を長く受けるとコケは茶色に変色するので、ブラウン系のカラーにすることも有効です。
目立たなくなってもコケが大量に繁殖していると屋根の状態としてはよくありませんので、再繁殖を防いだうえで色を替えることを考えてください。
外壁や屋根にコケ・カビが生えていると、きれいな家でも古くて傷んでいるようなイメージになります。
見た目はもちろんですが、放置していると建物全体の耐久性を低下する要因ともなりますので、早めに専門業者に依頼して対策しましょう。