今人気の屋上バルコニー!
正しいメンテナンスは?

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『今人気の屋上バルコニー!
正しいメンテナンスは?』となります。

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屋上バルコニー、スカイバルコニーと言えば、現代の戸建ての中でもポピュラーな間取りのひとつとなってきました。

特に都会など、狭い土地で家を建築する場合には屋上という大きなデットスペースを活用することで、アウトドアやガーデニング、リビングなど様々な用途に使用することができます。

そんな屋上バルコニーを作る際に知っておきたい屋上バルコニーならではのトラブルや、日ごろのメンテナンスについて知っておきましょう。

屋上バルコニーで起こりやすいトラブル

●落下物
屋上バルコニーを作る時に必要になってくるのが、落下防止のためのフェンスや高い壁です。

特に小さな子供や高齢者、ペットを屋上で遊ばせる事を想定している場合には、丈夫で耐久度の高い柵や壁を設置する必要があるでしょう。
小さな隙間などでも、落下防止ネットを手すりに合わせて配置しておくことがおすすめです。

また、屋上をガーデニングとして使用する際には、特に台風などの強風で屋上にある物が落下しないように気を付けなければいけません。
その他、物干し竿などが誤って落下し、下を通る通行人などに当たらないように対策を練っておきましょう。

それと同時に、屋上という開けた場所を居住スペースとすることによって、周囲に住む住人とトラブルになる要素がないかを検討しておきましょう。
視認性や騒音など、立地によっては屋上バルコニーの使用用途を選択する必要があるかもしれません。

●水トラブル
屋上バルコニーのトラブルとして起こりやすいのが水のトラブルです。
屋上バルコニーは屋根の傾斜を付けない構造になっていますので、雨水が自然と地面に落ちてくれません。

そのため別途排水溝を作り対策をするのですが、その排水溝が劣化すると屋上に水が溜まり、それによって雨漏りが発生してしまう事があります。

事前の兆候として屋上部分の床の剥がれやひび割れ、水たまりの発生が起こることが多いので、それらの現象が起こった際には気を付けましょう。

屋上は昼夜問わずに風雨、直射日光にさらされているので、気が付かないうちに経年劣化によって当初に施された防水効果がなくなっている事が考えられます。

水たまりができる以外にも、屋上に突然雑草が生えてしまう事があります。

その雑草が雨で流されて排水溝が詰まる原因になる事もあるので、特に屋上でガーデニングをする際には、抜いた雑草をそのまま放置してしまわないように気を付けましょう。

他にも、屋上の表面の保護機能の低下や表面にできた傷などのトラブルが発生する場合があります。
家屋の耐久性をできるだけ長くするためにも、屋上バルコニーを作る際には防水対策を施しましょう。

屋上バルコニーを防水方法と補修方法

屋上バルコニーを防水するためには、いくつかの方法があります。

○シート防水
一般的な自宅でも行われる方法が「シート防水」です。

こちらはその名前の通り、防水シートを使用して屋上を守る防水方法です。

防水性のあるゴム塩化ビニールを防水したい箇所に張り付けることによって、その下にある屋上部分を守ることができます。

ただしシートの大きさには限界があるため、いくつかのシートを繋ぎ合わせて使用することになります。

そのためシートのつなぎ目部分などは劣化しやすく、経年劣化によってつなぎ目から剥がれてしまったり、波打ってしまったりといった問題も出てきます。

「FRP防水」は、繊維を使って防水を行う方法です。

繊維強化プラスチックという強度と耐久性に優れた素材を使い、屋上部分を守ります。

軽量で扱いやす事と合わせて、丈夫で耐久力が高く、対候性・耐食性などにも期待できます。

夏場の強い紫外線や冬場の冷気にも強い性質があるので、現在では最も広く使用されている防水方法です。

○ウレタン防水
「ウレタン防水」は、ウレタン樹脂を含んだ塗料を塗装する防水対策です。

こちらは特に複雑な形のバルコニーを防水する際に適した方法で、ローラーによって塗装するため継ぎ目もなく、全体をきれいに仕上げることができます。

ただし、ウレタン自体はゴムになるため、熱に弱く直射日光を受けることによって劣化が早まってしまう事もあるのです。

○アスファルト防水
最後に「アスファルト防水」という防水方法もあります。

アスファルト防水とは、その名前の通り屋上に使用されているアスファルトをコーティングすることによって防水を行う方法になります。

使用するのはコーティングを施したシート状のルーフィングで、特に広い範囲を一気にカバーすることに特化した防水方法です。

シートを何重にも重ねてコーティングすることで高い防水性を得られるようになるため、主に一般家庭ではなく、ビルやマンションなどで広く使われている方法となっています。

 

以上が基本的な屋上バルコニーの防水方法ですが、施した防水対策が経年劣化によって効果を失ってきた場合には、それらを補修する必要が出てきます。

特に雨水が内部にまでしみ込んでいる場合には、表面のシートなどを除去した後に下地を改めて設置する必要が出てきます。
その上で新しい防水対策を施すことになりますが、どのような防水方法が良いかは業者の方と使用する素材を含め、しっかりと打ち合わせを行いましょう。

また、数ある防水対策ですが、それぞれ費用や耐久年数に差があります。

一般的な防水対策だけを比較すると、大体の目安ですがシート防水とウレタン防水が約10~15年、FRP防水が約8~15年となっています。

かかる費用としては使用される塗料や素材によっても変わってくるため、使用される素材の効果などと照らし合わせて、よりコスパが良い物を選んでください。

屋上バルコニーのメンテナンスで気を付けたい事

バルコニーの自宅でもできる日ごろのメンテナンス方法について知っておきましょう。

排水溝に落ち葉や土が溜まり水はけが悪くなることを防ぐことと同じで、屋上バルコニーの床にはできるだけゴミがない状態を保つことが大切です。


○ほうきや掃除機を使って、定期的に屋上の掃除を行うようにしましょう。
近くに大きな木が生えている場合には、その木から落ちた木の葉が屋上に溜まってしまう事も考えられます。

○排水溝の掃除としては、排水溝専用のごみ取りネットを使用して定期的に取り換えることがおすすめです。
少し面倒に思うかもしれませんが、ゴミを放置してしまうとヘドロ状になって中が詰まってしまいます。
大体ですが、週に1回程度はネットの様子を確認して取り換えた方が良いかもしれません。

○水たまりの発生など異常が出た場合は、下地に影響が出てしまう前にできるだけ早くメンテナンスの計画を立てることがおすすめです。

○床部分だけではなく、壁もしっかりとメンテナンスをしておきましょう。
屋上バルコニーに使用されているされている壁にも、耐水の塗料などが使用されているかと思いますが、汚れを落とすことで壁紙の持つ効果を維持しやすくなります。
特に苔が生えてきてしまうと、壁の劣化も早まってしまいます。

定期的に掃除を行う事が好ましいのですが、その時には外壁の塗装をはがさないように、できるだけ柔らかい布やスポンジを使って掃除を行うようにしてください。

硬い素材のブラシを使うと表面に傷が付き、その細かい傷の隙間に苔も発生しやすくなってしまいます。

壁の代わりに手摺などの柵を設置している場合にも、同様に掃除が必要になります。
錆止めスプレーなども併用して、しっかりと予防をしていきましょう。

屋上バルコニーを作る際に気を付けたいことを、防水対策を中心に紹介しました。

屋根がある家も、大体ですが10年に一度のスパンで屋根の塗装工事を行う必要があるかと思います。
屋上バルコニーも同じように、ある程度の年数が経った時には屋上の防水を改めて行う必要が出てきます。
何より屋上バルコニーに改めて防水対策を行おうと思うと、結構な費用と工事が必要になってきます。

できるだけ長くバルコニーを使用するためにも定期的なメンテナンスを行い、異常があった時にはできるだけ早い対策を行うようにしましょう。

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