屋根の防水ばかりが注目されがちですが、実は外壁の防水も建物を守るうえで欠かせません。

今回は以下の4つの小タイトルに分けて、親しみやすく解説します。

外壁からも雨漏りは起こる！防水の基本を知ろう

「雨漏り」と聞くと、屋根のトラブルを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、外壁の劣化やひび割れが原因で雨水が建物内部に侵入するケースも非常に多いのです。外壁の塗膜が剥がれたり、クラック（ひび割れ）ができたりすると、そこから雨水がじわじわと浸入し、やがて雨漏りや構造材の腐食につながります。

特に日本の気候は高温多湿で、夏場は台風やゲリラ豪雨も多発します。こうした環境下では、外壁の防水性能が建物の寿命を大きく左右します。新築時はしっかり防水されていますが、年数が経つと紫外線や風雨の影響で塗膜が劣化し、防水効果が薄れていくのです。

外壁防水が守る「建物の寿命」と「資産価値」

外壁の防水工事には、建物の寿命を延ばすという大きな役割があります。雨水の侵入を防ぐことで、木造住宅なら柱や梁の腐食、鉄筋コンクリート造なら鉄筋のサビやコンクリートの劣化を防ぎます。
外壁がしっかり防水されていれば、湿気やカビの発生も抑えられ、室内環境も快適に保てます。

また、外壁の美観を維持することは、資産価値の維持・向上にも直結します。外壁が汚れていたり、塗装が剥がれていたりすると、建物全体が古びて見え、マンションやアパートの空室リスクも高まります。
逆に、定期的に防水塗装を施すことで、入居者からの印象も良くなり、長期的な収益アップにつながるのです。

防水機能が低下するとどうなる？放置リスクと健康被害

外壁の防水機能が低下すると、さまざまなリスクが発生します。雨水が壁の内部に浸入すると、木材の腐敗や鉄筋のサビだけでなく、シロアリ被害の誘発や、カビ・ダニの発生源にもなります。これらは建物の耐久性を著しく損なうだけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。

特にカビは、アレルギーや喘息などの原因にもなりやすく、居住者の健康被害リスクが高まります。大規模な修繕が必要になる前に、外壁の防水機能を定期的にチェックし、早めのメンテナンスを心がけましょう。

外壁防水塗料の種類と選び方のポイント

外壁の防水塗装には、さまざまな種類の塗料が使われています。代表的なものを簡単にご紹介します5。

●アクリル系塗料：安価で扱いやすいが、耐久年数は5～6年と短め
●ウレタン系塗料：弾力性と密着性に優れ、耐久年数は8～10年
●シリコン系塗料：コストパフォーマンスが良く、耐久年数は10～12年
●フッ素系塗料：耐久年数15～20年と高寿命だが、価格も高め
●ラジカル系・無機系塗料：最新技術で耐久性・防汚性が高く、寿命も長い

それぞれの塗料にはメリット・デメリットがあり、建物の構造や立地条件、ご予算に応じて最適なものを選ぶことが大切です。
また、塗料の選定だけでなく、下地処理や施工技術も防水性能を左右する重要なポイントです。

外壁塗装会社としては、専門知識をもとにお客様のご要望や建物の状態をしっかりヒアリングし、最適なご提案を行っています。塗料の種類や施工方法についても、わかりやすく丁寧にご説明しますので、初めての方も安心してご相談ください。

外壁防水は、屋根と同じくらい建物を守るうえで重要な役割を担っています。雨漏りや劣化を防ぎ、建物の寿命や資産価値を守るためには、定期的な防水メンテナンスが欠かせません。外壁の防水について少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽に専門業者へご相談ください。大切な建物を長く快適に維持するために、私たちが全力でサポートいたします！

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