「最近、屋根や外壁に緑色の汚れが目立つようになった…」「これって放っておいても大丈夫なの?」
そんなお悩みをお持ちオーナー様は意外と多いのではないでしょうか。実はその“緑色”、正体は“苔”や“藻”かもしれません。
見た目の問題だけでなく、放置すると建物の寿命を縮めてしまうこともあるため、早めの対策がとても重要です。
本コラムでは、なぜ屋根や外壁に苔が生えてしまうのか、その原因から、放置するリスク、正しい除去方法、そして再発を防ぐための予防策まで、専門業者の視点でわかりやすく解説します。
「自分でできることは?」「業者に頼むべきタイミングは?」といった疑問にもお答えしますので、ぜひ最後までご覧いただき、大切な住まいを長持ちさせるヒントを見つけてください。
屋根や外壁に緑色の苔が発生する主な原因は、湿気・日当たり・風通しの悪さ・汚れ・空気中の胞子です。
苔や藻の胞子は常に空気中を漂っており、建物表面に自然と付着します。
特に北側や日陰になる場所、下屋根の裏側など直射日光が当たりにくい場所は乾燥しにくく、苔が生えやすい環境です。
また、屋根や外壁の表面に砂ぼこりや有機物などの汚れが溜まると、これが苔の栄養源となり、繁殖が加速します。
築年数が経過し、塗膜の防水性が低下している場合も水分が残りやすく、苔の発生リスクが高まります。

苔は見た目の美観を損なうだけでなく、建材の劣化や雨漏りの原因にもなり得ます。苔が生えている部分は水はけが悪くなり、屋根材や外壁材が常に湿った状態となるため、防水性の低下や変色、さらには素材の腐食を引き起こすことがあります。
また、苔が雨水の流れを妨げることで雨漏りやカビの発生リスクも高まります。特にマンションや戸建てのオーナー様にとっては、建物全体の資産価値低下や修繕コスト増大にも直結するため、早期の対策が重要です。
苔の除去方法には自分で行う方法と専門業者に依頼する方法があります。
◆軽度で低所の場合
家庭用の苔洗浄剤やブラシ、熱湯(50℃程度)を使って除去することが可能です。
苔は熱湯に弱く、かけた後に軽く擦ることで簡単に剥がれますが、火傷や素材へのダメージに注意が必要です。
◆広範囲や高所の場合
頑固な苔の場合は専用の苔除去剤や高圧洗浄機が有効ですが、外壁や屋根材を傷めるリスクもあるため、無理な作業は避け、専門業者に依頼するのが安全です。
特に重度の苔や高所作業は、足場の設置や適切な洗浄方法が必要となるため、プロの判断が不可欠です。

苔の再発防止には定期的な洗浄や点検、風通しを良くする工夫が効果的です。
外壁や屋根の周辺に物を置かない、植物を植えすぎないなど、湿気を溜めない環境づくりが大切です。また、防苔・防カビ機能を持つ塗料や光触媒塗料の使用も、長期的な予防策として非常に有効です。
新築や塗り替え時に防苔塗料を選ぶことで、苔の付着を大幅に抑制できます。
さらに、10年以上塗り替えをしていない場合や、外壁にひび割れ・色あせなどの劣化症状が見られる場合は、専門業者による建物診断やメンテナンスを検討しましょう。
苔対策は「早期発見・早期対処・定期的な予防」がポイントです。専門業者によるプロのメンテナンスで、安心・快適な住まいを守りましょう。