皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます！！

今回のテーマは…『シリコン塗料の
選び方とメンテナンス』となります。

シリコン塗料は、外壁塗装や屋根塗装において人気の高い塗料です。その主な特徴は、優れた耐久性と防水性にあります。

シリコン塗料とは？その優れた特性

シリコン樹脂を主成分とするこの塗料は、一般的に7〜15年程度の耐用年数を誇り、長期的な保護効果を発揮します。シリコン塗料の特筆すべき点は以下の通りです。

・高い耐候性：紫外線や雨風に強く、色褪せしにくい
・優れた防汚性：汚れが付きにくく、メンテナンスが容易
・良好な通気性：建物内部の湿気を外に逃がし、結露を防ぐ
・柔軟性：建物の膨張収縮に対応し、ひび割れを防止

これらの特性により、シリコン塗料は多くの住宅所有者や建設業者から支持されています。外壁塗装を検討する際は、シリコン塗料の長期的なコストパフォーマンスを考慮することが重要です。

水性シリコン塗料と溶剤系シリコン塗料

シリコン塗料には、水性と溶剤系の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、適切な選択をすることが大切です。

●水性シリコン塗料
水性シリコン塗料は環境に優しく、臭いが少ないため住宅地での使用に適しています。乾燥が早く作業効率が良いのも特徴です。また、価格と性能のバランスが良く、一般住宅やマンションの大規模修繕などで広く使用されています。

デメリットとしては、溶剤系に比べて耐久性がやや劣り、湿度の高い環境や低温時の施工には適さない点があります。また、一部の下地材には密着性が低く、適切な下地処理が必要となることがあります。

●溶剤系シリコン塗料
溶剤系シリコン塗料は高い耐久性と密着性を持ち、過酷な環境下でも優れた性能を発揮します。紫外線や雨風に強く、色褪せしにくい特性があり、長期間美しい外観を保つことができます。
また、湿度や気温の影響を受けにくいため、幅広い環境で使用できます。

デメリットとしては、揮発性有機化合物（VOC）を含むため強い臭いがあり、施工時には十分な換気が必要です。また、環境への負荷が高く、水性塗料に比べて価格が高い傾向があります。さらに、取り扱いには専門的な知識と技術が求められます。

1液型シリコン塗料と2液型シリコン塗料

シリコン塗料は、成分の混合方法によっても分類されます。1液型と2液型の違いを理解することで、より適切な塗料選びができます。

●1液型シリコン塗料
特徴として、使用前の混合が不要で扱いやすく、DIYプロジェクトにも適しています。また、保存性が良く、残った塗料も再利用可能です。

デメリットとしては、2液型に比べて耐久性がやや劣り、過酷な環境下では劣化が早まる可能性があります。

●2液型シリコン塗料
特徴として、主剤と硬化剤を混合して使用するため、より高い耐久性と密着性を実現します。過酷な環境下でも優れた性能を発揮します。

デメリットとしては、専門的な知識と技術が必要で、一度混合すると使用期限が短くなります。また、1液型に比べて価格が高くなる傾向があります。選択の際は、用途や環境、予算、施工者の技術レベルなどを考慮することが重要です。

シリコン塗料のメンテナンスと長持ちさせるコツ

シリコン塗料の性能を最大限に引き出し、長期間美しい外観を保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。 以下のポイントを押さえることで、塗装の寿命を延ばすことができます。

●定期的な点検
年に1回程度、専門業者による点検を受け、劣化箇所を早期に発見しましょう。

●こまめな清掃
汚れが付着した場合は、早めに清掃し塗膜を保護します。高圧洗浄機の使用は避け、柔らかいブラシや中性洗剤を使用しましょう。

●部分補修の実施
小さなひび割れや剥がれは、早めに補修することで全体の劣化を防ぎます。

●適切な塗り替え時期の把握
シリコン塗料の耐用年数を考慮し、適切なタイミングで塗り替えを検討しましょう。

また、塗装時の注意点として、天候や気温、湿度にも注意が必要です。最適な条件下で塗装を行うことで、シリコン塗料の性能を最大限に引き出すことができます。

シリコン塗料は優れた耐久性と防水性を持つ塗料であり、適切な選択とメンテナンスを行うことで、長期間にわたり建物を保護し美しい外観を維持することができます。外壁塗装を検討する際は、専門家に相談し、建物の状態や環境に最適なシリコン塗料を選択することをおすすめします。外壁塗装でお悩みの方は、ぜひ専門業者へお気軽にご相談ください。