外壁塗装をしなければならない理由

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『外壁塗装をしなければならない理由』となります。

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一般的な意見には、外壁塗装の必要性を疑う人もいるようです。
通常の住宅を見ても、外壁についてはあまり被害を確認することはできません。
小さなひび割れや汚れなどは、近づかなければ解からないことが多いです。
そのためリフォーム工事の際には後回しにしたり、外壁塗装自体を行わない人もいるでしょう。

しかし、外壁塗装工事や住宅のメンテナンスは、決して欠かせない大事なものと言えるのです。
外壁塗装の必要性についてを紹介します。

外壁塗装自体の重要性を理解していない

外壁塗装は何故行わなければならないのか、その必要性を知らない方もいると思います。
住宅リフォームは、基本的に必ず行わなければならないものですが、その理由が解からないことの方が多いのかもしれません。
何故外壁塗装を行うべきなのか、その理由などについて紹介します。

◆見えないからと外壁塗装を行わないのは間違い

緊急性が生じない限り、屋根や壁など住宅のリフォームを行おうと考えない方もいるでしょう。
目に見えておかしな部分がなければ、屋根や外壁などの塗装工事はしなくてもいいのでしょうか?
はっきり言えば、住宅リフォームは年数が経てば必ず行うべきものです。
それは、たとえ目に見えていなくても同じです。

中でも屋根や外壁塗装の工事については、10年ほどを目安に考えた方が良いでしょう。
仮に雨漏りなどを起こしていたとしましょう。
この雨漏りは、直接住宅内に雨が侵入してしたたり落ちてくるような状態のことを言います。
ここまでの状態になると、かなり末期的な症状と言わざるを得ないでしょう。

よくあるイメージとして、雨漏りを起こしている部分にバケツなどを置いて受け止めるということがあります。
部屋の中に雨が侵入することで不便さを感じることになり、あまり良い状態のように思えないですが、逆に気にしなければ問題はなさそうにも思えます。
しかし実際には、部屋の中にまで雨が侵入して滴り落ちるような雨漏りが発生している状態は、住宅にとってはとても恐ろしいことなのです。

◆外壁や屋根の塗装は防水工事!?

雨漏りをしている状態は大変なことですが、外壁や屋根の塗装工事に関しては、これを防ぐ防水工事であることはあまり知られていません。
見た目を重視しての塗装や、夏場の暑さを防ぐための断熱なども挙げられますが、汚れにくく劣化しにくいという点も、塗装工事では補ってくれるのです。

この見た目以外の機能については、どんな要素も防水機能が備わっています。
基本的に防水を徹底する理由として言えることは、劣化を防ぐことが挙げられます。

水分というのは、木も鉄も劣化をさせてしまいます。
アフリカや砂漠などの雨が年間を通してほとんど降らないような地域では問題ないでしょうが、日本は一年中雨が降ります。
雨だけでなく雪も降りますし、湿気に関してはかなり高めです。
北陸地方では、一年の半分は雨が降るとも言われますし、あまり降らないようなところでも年に最低で80日は降るという話しですので、雨漏りについては特に気を遣う必要があるのです。

◆そもそもリフォームは節約してはいけない

ネットの知恵袋などでよく話題になるのが、「外壁塗装」についてです。
様々な質問がある中で、「外壁塗装は本当にしなくてはいけないのか?」という問いがあります。

一般的に外壁塗装はお金がかかります。
足場代金だけで軽く20万円はしますし、住宅の広さや高さなどによっては、工事代金だけで100万円を超える可能性もあるのです。
家計にとって、それだけの支出は無視できるものではありません。
ただ、そのお金を節約する目的で、外壁塗装を行わなければ、後になって結果的に大きな損失を出すこともあり得るのです。

歯医者に行くことを考えると、解かりやすいかもしれません。
歯が痛みを感じて、どうしようもなくなってから行くよりも、日頃から清掃目的で歯医者を訪れた方が、結果的には安上がりです。
それと同様に屋根や外壁の工事も、住宅が疾患を抱える前に塗装工事を行っておけば100万円で済むかもしれないところを、何もせずに放っておいたらシロアリにやられるなど、重大な問題を起こす可能性があります。

もし雨漏りが原因で屋根全体を葺き替えるような状態になったり、住宅自体を建て替える状態に陥ると、考えられなかったくらいのお金がかかります。
そのレベルまで住宅の劣化が進むと、取り返しがつきません。
住宅リフォームにも様々なものがありますが、外壁塗装は必ずやらなければならないことであり、結果的に節約にもつながらないため、ケチってはいけないのです。

防水機能がほとんど働かない住宅の末路

外壁に塗装をしたばかりの頃は、艶が出てキレイな姿に見えるでしょう。
ではそのような外壁は、時間を経るごとにどのように変わっていくのでしょうか?

当然ですが、外壁に塗る塗料は時間が経つごとに劣化をしていきます。
実は、その劣化をするスピードは、塗料のグレードやランクがそのまま関係しているのです。
稀に、まったくメンテナンスをしなくても劣化をしないような謳い文句で外壁塗装を勧めている業者がありますが、そのような塗料は存在しませんので注意しましょう。
劣化をしていく順番で紹介します。

◆最初はしっかり防水できる

屋根などの外壁塗装がしっかり施されていれば、雨漏りをすることはありません。
もちろんムラがなく塗られていることが重要であり、適切と言える塗料を使う必要もあります。
塗装が行われてさえいれば、防水に関しては初期の頃は問題ないでしょう。

◆時間が経過すると劣化が始まる

時間が経ってくると、少しづつ劣化が目立ち始めるのですが、解かりやすいのは艶が無くなってくる点です。
塗料には艶ありとなしの物がありますが、仮に艶が期待できる塗料を選んだとしても、時間が経ってくれば無くなってきます。
この艶が無くなると、防水に関する効果が下がるのは当然です。

◆防水効果が完全に無くなり、湿気を帯びてくる

防水とは水を弾くことを指していますが、この効果も時間を絶つごとに無くなっていきます。
すると外壁には湿気がまとわりつくようになり、水気すらも感じるようになります。
壁が湿気を帯びていくと、次第に住宅へゆがみなどの現象が発生することになるのです。

◆住宅がゆがみ、壁にひび割れが起きる

外壁の防水効果が無くなり住宅がゆがんでくると、壁にはひび割れなどが発生する可能性があります。
サイディングなどは、コーキングなどに亀裂が生じることがあると言います。
塗装をする塗料に弾力性があると、ひび割れなどは起きにくいのですが、どちらにしても劣化は免れないことからひび割れは時間の問題です。
外壁に塗料が合わなければ、たとえ外壁を塗ったばかりであってもひび割れは発生するかもしれません。
また住宅自体のゆがみが大きくなれば、どんなに塗ってもひび割れます。

特にモルタルでできている壁に関しては、そこまで時間が経っていないくてもひび割れが入る可能性は拭えません。
外壁にひび割れが発生すると、水分がそこから住宅内に侵入します。
ひび割れが小さければ、そこまで大量に水分は侵入しないかもしれませんが、割れが無くても塗膜が薄くなると水は吸収していきます。
この現象は、コンクリート壁などに水を巻いた瞬間に見るような状態と同じで、外壁はこのように水分を吸収することが解かります。

そのような状態を防いでくれるのが、外壁塗装を行ったときの塗膜です。
外壁塗装をしたばかりであれば塗膜は強固ですが、何もせずに放っておくとどんどん水分が吸収するように変わっていきます。

◆ひび割れが大きくなる

外壁補修をせずに放っておくと、ひび割れは深刻な状態へ陥っていきます。
人間の歯と同じで虫歯などを放っておけば、いずれは取り返しがつかないくらい広がってしまいます。

ここまでの順番は、外壁塗装をせずに10年もすれば起こる可能性があります。
特に新築で建てた住宅などは、約7年でそのような状態なるかもしれないのです。

もし、このようなひび割れが起きたとき、すぐに住宅リフォームなどの対策を行えば、被害は広がらずに済みます。
早めの対応が重要と言えるのです。
例として二階建て住宅の場合は、家に合う良い塗料を選んでも60~90万円もあれば、完全に済ませることができるでしょう。

◆壁の内部まで水が浸透してしまう

壁の中、住宅の内部には防水シートが入っています。
仮にひび割れが発生していても補修などをしないままでいると、この部分まで水分が侵入してきます。
もちろんひび割れ以外の条件でも、防水シートまで水分が侵入することはありますが、その状態が徐々にではなく急激に入り込んでくることが問題になるのです。

基本的にこの防水シートは、住宅内に水分を侵入させない最後の砦と言えます。
そのため何もしなくても、住宅への影響は少ないことが考えられます。
防水シートで水分の侵入は止めることができますが、さらなる隙間などから、その奥へと水分が侵入しないとは限らないのです。

◆防水シートを超えた水分が原因で劣化する

防水シートと言っても、時間が経てば必ず劣化を始めます。
一般的な住宅は、この防水シートの内側が木造かコンクリートです。
この部分に水分が侵入してくることで、住宅の劣化が進行していくことになります。

外壁にひび割れが入っていると、水分は様々な箇所から住宅内部へ侵入します。
圧倒的な水分の侵入に対して、防水シートはあらがうことは難しいのです。
湿気や結露が発生すると、住宅内のコンクリートや木の部分が劣化していくことが想像できるでしょう。
徐々に長い時間をかけて、この水分によって住宅の内部は劣化をしていきます。

どんなに頑丈にできていても、内部の劣化は抑えられません。
このような状態に陥っているということは、防水効果はほとんど期待ができないのです。
日本は雨が降り、湿気の状態にさらされることが多いことから、木やコンクリートであっても寿命は長くはないということを覚えておきましょう。

◆住宅の基礎まで劣化する

住宅の内部まで水分が浸透してくると劣化が始まりますが、それでも何もしなければ事態は深刻に陥ってしまいます。
何故なら、住宅の基礎と言える土台などにも影響を与えるからです。
住宅の劣化は湿気などだけが原因ではありませんが、少なくともこれらが理由となれば劣化のスピードは速まります。
この状態まで放っておくと、地震や台風などに巻き込まれるだけで、住宅が崩れてしまう可能性があります。
あまりにも放置をしていると、最終的には住むことが困難になるほど悪い状態に陥るのです。

外壁塗装をしなかったときに行う工事

時間を経過しても、住宅の外壁塗装工事などをしなければ、最終的には住むことができなくなることがあります。
もし何も補修などをしないまま過ごしたときに、住宅の補修に必要となる工事費がどれくらいなのかを紹介します。

◆雨漏りの工事

雨漏りというのは、基本的に屋根が痛んでくると起きます。
屋根に上ったことがある人は解かると思いますが、瓦が割れていたりスレートがズレることは意外とあります。
その状態を放っておくと、雨が浸透して雨漏りを起こします。

ただ雨漏りには様々な原因が考えられ、単に劣化をするだけが原因とは言えないのが現実です。
その原因を特定するためには、実際に屋根に登ったり、屋根裏へ入るなど時間や労力もかかります。
原因究明をしなければ補修工事は始められないことから、その分の費用は決して少なくありません。
もし劣化が激しければ、下地などの交換などが行われる可能性があり、その場合にかかる費用は100~200万円はかかることが予想できます。

◆屋根の葺き替え工事

たとえ雨漏りなどが起きていなくても、屋根の劣化が始まれば、いずれは雨漏りが起きることが懸念されます。
そのような最悪の状態になる前にリフォーム工事を行うと、雨漏りの工事を行うよりも安く済ませることができます。
どのような形で屋根をリフォームするのかにもよりますが、大体50~150万円はかかります。
もちろん雨漏りの工事を行うよりは安めですが、塗装工事よりは高くなるのが解かります。

◆断熱材の補修工事

外壁の防水加工が発揮しなくなれば、住宅内の防水シートや断熱材にまで雨が浸透します。
この部分に関しては、外壁塗装工事とは別に料金が発生することになり、現時点で劣化しているシートなども解体する必要があります。
そのため費用としては60~200万円と、幅が広くなります。

◆基礎の補修工事

断熱材の交換は費用が高めですが、同じように基礎の部分にまで雨水が浸透してくると、かなり問題です。
基礎部分の補修工事は、これまでの工事費とは別にプラスで料金がかかります。
住宅の基礎の広さによりますが、金額的には50万円からと、こちらも幅が広めです。

◆シロアリ駆除の工事

巷でよく聞く住宅リフォーム工事の中に、シロアリ駆除工事というものがあります。
劣化に伴い湿気が住宅にこもるなど、あまり良い状態ではないときには、シロアリが発生します。
放っておくと住宅内の柱などを食い散らかしていき、取り返しのつかない状態を招くことになります。
劣化としては重度なものから軽度なものまでありますが、安いもので10万円以下、高くなると数十万円はかかるものと想定しておくといいでしょう。

◆住宅の解体工事

あまりにも劣化が進み過ぎると、住民が住むことが困難に陥ることがあります。
そこまで進むことは稀ですが、何の補修もしていなければそのような状態になることも実際にあるのです。
既に住み続けることが困難なことから、ここまできたら住宅を解体しなければなりません。
それでも放っておくと、突然住宅が崩れてしまう可能性もあるからです。
このような状態に陥る前に、必ずリフォーム工事を行わなければなりません。

住宅の解体工事は、木造住宅であれば150万円以上かかり、鉄骨住宅であれば300万円以上はかかります。
解体した後は新しく住宅を建てるか、その土地を引き払って別の場所に住むことが検討する必要があります。
当然ですが、そのための資金は別にかかりますので、準備をしなければなりません。

◆新築住宅を建てる工事

解体工事は今まである住宅を解体するだけですのでそこまでの費用はかかりませんが、その後に新築住宅を建てるためには莫大な金額がかかります。
住宅の面積や高さなどを下げれば値段を抑えることができますが、大きくすれば高くなります。
住宅メーカーとの相談によりますが、住宅を建てている間に別の場所に仮住まいする料金は別途かかります。

リフォーム工事を行う理想のタイミングは10年単位

住宅が劣化していくと工事費も高くなりますが、あまりにも劣化が進むと補修費用は高額になります。
紹介してきた工事にかかる費用などは、住宅が劣化する前にしっかり補修を行っておけば、かかることはありません。
住宅は見た目的にもパッと見は劣化が解かりにくく、住民が自分から調べなければなりません。
大切な住宅を守り長く住み続けるためにも、最高のタイミングで補修工事を行うように心掛けましょう。

外壁塗装などで使う塗料のグレードなどにもよりますが、一般的な補修のタイミングは10年単位と言われています。
その都度補修を行うようにすれば、住めなくなるような酷い状態に陥ることは防ぐことができます。
それぞれの場所や金銭的な負担も考えながら、大体10年を目安に工事を行うと良いでしょう。

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