ドローンで外壁調査!
赤外線調査と、その信頼性は?

皆さんこんにちは!
アイテックス代表の越川です。

今回も外壁塗装や、屋根塗装に関するアレコレをご紹介していきます!!

今回のテーマは…『ドローンで外壁調査!
赤外線調査と、その信頼性は?』となります。

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人が屋内で快適に過ごせているのは、建物が屋外の風雨や強い紫外線などが室内に影響するのを防いでいるからに他なりません。

外壁には24時間365日、常に大きなダメージが蓄積されているので外壁の塗装は少しずつ劣化し、塗膜の持つ性能が衰えていきます。

そのまま放置していると塗装が剥がれていくだけではなく、外壁材そのものが大きなダメージを受け、修繕費用が大きくかさむ要因となってしまいます。

未然に防ぐためにも、外壁がどのような状態にあるかしっかりと調査し、適切なリフォームをする必要があります。その際にドローンによる赤外線での外壁調査をすることが最適と考えられています。

 

外壁が劣化する原因

外壁が劣化するのには様々な原因があり、その状態や種類によって解決方法も異なってきます。

 

○陽射しに含まれる紫外線と熱

日中の陽射しは人間が生活するために欠かせないものですが、陽射しの中には紫外線が含まれており、紫外線を長期にわたって浴び続けると外壁は大きなダメージを受けます。

紫外線を長時間浴びると塗膜の成分が分解し、塗装は劣化を始めるのです。

移動のきない住宅の外壁では、太陽光を浴びる時間の長い南側の面は、他の面よりも劣化が早くなる傾向があるので特に注意が必要です。

紫外線の影響は建物の方向以外に、外壁の色でも大きく変わってきます。

黒などの濃い色は紫外線及び熱を溜めやすく、白などの淡い色よりも劣化が早くなるので、外壁が濃い色の場合、塗り替え頻度が高くなると思われます。

 

○風雨や雪などによるダメージ

紫外線の影響は太陽が昇っている時間に蓄積されますが、風の影響は日中・夜間に関係なく起こります。

また、住んでいる場所にもよりますが、雨が多い地域、雪の多い地域では、雨・雪の影響を大きく受けることになります。

雨や雪によって外壁面にコケやカビが生えてくると、塗装の劣化が進みやすくなります。

特に日本では季節によって温度差・湿度差が激しく、こういった環境の変化の大きさは外壁に大きなダメージを与えています。

 

○塗料の経年劣化

自然の力によるダメージで外壁面は劣化しますが、外壁に塗られている塗料には耐用年数があり、どんなに優れた塗料でもいつかは寿命を迎えます。

耐用年数を過ぎたり、外壁面全体がチョークの粉を拭いたような状態になったり、塗膜の剝れ、ひび割れなどが発生しているときは塗り替えのサインです。

 

赤外線による外壁調査とは

外壁の劣化状態を早急に正確に知るためには外壁調査が必要となります。赤外線による外壁調査は正確性・信頼性に置いて有効で、利用頻度が高くなる傾向にあります。

赤外線外壁調査の有効性やメリット・デメリットを知っておくと、利用の際に役に立つでしょう。

 

○赤外線外壁調査が有効な場所と場面

赤外線による調査は、対象となる建物の温度を見て変化を診断する方法です。

例えば、外壁のタイルや目地の部分にひび割れが起きたりしていると、正常な状態の壁面よりも日中の表面温度が高くなる傾向があります。

赤外線により映し出された映像を見ると温度分布が一目瞭然となり、不具合箇所を可視化することができます。

一般的な戸建て住宅はもちろんですが、赤外線調査が特に有効なのは複数階で形成されるビルやマンションの外壁です。

高い場所の外壁調査には打診調査が多く使われてきましたが、高所作業によるリスクもあり、赤外線による調査が注目されています。

近年は高性能なドローンが製造されていますが、赤外線外壁調査には高性能ドローンが使用されています。高い場所の劣化は肉眼では確認が困難で、赤外線画像の他、通常の写真撮影でもドローンは有効です。

外壁面の劣化調査に赤外線調査は有効と言われていますが、建物の外側に設置されたものや場所の調査にも有効です。

例えば、雨どいや屋根などの調査にも有効で、それらに劣化や破損が生じると雨漏り・漏水を起こし、生活に大きな影響を及ぼします。

赤外線調査では温度変化を画像で確認することが可能になるので、雨漏りの要因となる箇所の特定にも有効な手段になります。

 

○赤外線外壁調査のメリット

これまでに行われていた打診調査にはない多くのメリットが、赤外線外壁調査にはあります。

赤外線調査ではドローンを使用するため、高所に上るための足場が必要ありません。

足場設置の費用削減は大きなメリットと言えるでしょう。

また必然的に足場設置の作業も省略されるため、作業時間の短縮にも繋がります。

ドローンの普及は、これまで撮影ができなかった場所の撮影を可能にしましたが、外壁調査における赤外線調査の拡大にも繋がっています。

 

○赤外線外壁調査のデメリット

ドローンによる赤外線外壁調査は、いいことばかりのように感じられますが、メリットがあればやはりデメリットも存在します。

この調査は赤外線エネルギーが建物から反射された状態を解析し、外壁の劣化具合を診断する方法ですが、外壁に温度差を生じさせるのは劣化だけに限りません。

塗られている塗料や外壁の色、材質の違いからも温度差は発生します。

また日の出時、日の入り時、夜間など、調査する時間帯でも変化が起こります。

そのため、赤外線調査をする企業及び検査員の知識や経験によって調査結果の信頼性が大きく変化する可能性があり、この点が大きなデメリットと考えられます。

 

国が定めた12条点検にドローンによる調査は有効

ドローンが普及するようになり、その性能は年々向上していますが、ドローンの性能向上は建物の外壁調査にも大きく影響しています。

ドローンを使用した赤外線による外壁調査は、2022年の建築基準法改正において明文化され、ビル・マンションの外壁調査を中心に広く使われるようになっています。

 

○義務付けされた12条点検に有効

特定の建築物には、12条点検と呼ばれる定期報告制度(建物内部、屋上部分及び外壁の調査)が義務付けされています。

調査が認められた資格を持つ人が、定められた点検を行い報告をするのが12条点検ですが、ビルの外壁全面を調査するには従来の方法では長い時間を要するため、費用も高額になる傾向がありました。

ですが、ドローンを使用しての赤外線外壁調査を行うことで大幅な時間の短縮や費用の削減に繋がります。

 

○ドローン調査の大きな特徴

ビルの外壁を点検するためには、すべての階を確認できるような足場、または高所用ゴンドラなどを設置しなければなりません。

このような特殊な仮設設備は、設置費用が高くなる傾向にあります。

ドローンを使用すれば足場やゴンドラの設置は不要で、仮設設備費用分が大幅に削減されることになります。

また高所での作業がなくなり、事故の発生リスクを低減できるという特徴もあります。

これまでの調査では目視や打診による調査がメインでしたが、赤外線画像は精度が高く上質な調査を行うことが可能です。

 

 

ドローンが一般的になった今の社会では、様々な業種やシーンでドローンを活用しています。

建物の外壁調査は、これまで危険と隣り合わせの環境で行われることもありましたが、ドローンを使用した赤外線調査を実施できるようになったことで、安全性の向上はもちろん調査結果の精度も向上する傾向にあります。

知識と経験豊富な専門業者を選んで、適切なリフォームが行えるようにしましょう。

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